...そして其の專門家に人間として左程立派な人物も無くなつた爲である...
會津八一 「音樂に就いて」
...賞められなくつてもいゝから本当に立派な人になつて頂戴...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...立派な人の紹介がなくっては女優にはなれない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...立派な人の抱く疑惑...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...英国の監獄改良家〕は彼自身のやり方においてうたがいもなく非常に深切(しんせつ)で立派な人間であり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...素顔君は容貌も体格も立派な人であるが...
高浜虚子 「椿子物語」
...立派な人柄からきたものでございますよ」主人はその人柄より南の家の金に心が往っていた...
田中貢太郎 「竇氏」
...乞食(こじき)にも立派な人格があるかもしれぬ」という意味があった...
田山花袋 「田舎教師」
...あなたは、ゴンゾを虫けらとよくいうけれども、ゴンゾも、立派な人間です...
火野葦平 「花と龍」
...また立派な人々をも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私の前にどんな尊いものがあってもどんなに立派な人が居ても――私はお前の心から侍えて居るダイアナに誓っても――アアそれはいけなかった...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...約束を守る程度に正比例してその人はえらい、立派な人間です...
三好十郎 「恐怖の季節」
...多勢の中にゃ慾得離れてやる立派な人も一人や二人はあるかも知れねえが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ヒロン先ずアルゴオの舟に乗った立派な人達は...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...親友にも塩谷宕陰(しおのやとういん)のような立派な人が出来た...
森鴎外 「安井夫人」
...あの御立派な人間的理性が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって多くの立派な人物が失われたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よい役者になると礼儀の正しい立派な人間ばかりで...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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