...一々お話できないがみんな立派な人々でした...
石川三四郎 「浪」
...こんな立派なやつはおそらく天下にどこにもなかろう...
海野十三 「生きている腸」
...飽きつぽい事にかけても立派な江戸つ子で...
薄田泣菫 「茶話」
...なかなか立派な婦人でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こんな立派な奥さんがあるのに...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...天爵というものを持っている立派な貴族のひともあるし...
太宰治 「斜陽」
...ふだんはついぞ頭に泛(うか)んだこともない立派な国体のこの日本に生を受けた私の子供たちの幸福さがこの時ぐらいしみじみと有難く胸に味わわれてきたことはなかったのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...立派な証拠があるんだ...
豊島与志雄 「神棚」
...五十前後の立派な中老人が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにしてもなんという立派な顔でしょう...
久生十蘭 「ハムレット」
...哲学の先生と英語の先生が共訳で出しましたScience and the Modern Worldという立派な...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...誰(たれ)が眼にも私は立派な小狐家(おぎつねけ)の書生だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...立派な邸や石造(せきざう)の建物が見える...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...立派な道具などがあるには違ひないのでございますが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...勿体ないがどんな立派な宮様だって同じですわね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...立派なものをかいてくれる人が出ることを念ずる...
山本実彦 「十五年」
...それはアンマリ立派な神様ではない……コンナ顔は見られない方がいい……と思った...
夢野久作 「戦場」
...唯もう立派な身装(みなり)をする...
與謝野寛 「蓬生」
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