...吾邦唯一の美習として世界に誇るべき(恐くは世界中何れの国民にも吾邦の茶の湯の如き立派な遊技は有まい)立派な遊技社交的にも家庭的にも随意に応用の出来る此茶の湯というものが...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...それは立派な収穫でした...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...立派なる旅館あり...
大町桂月 「金華山」
...甲州征伐に立派な手柄を立てました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...「立派な家(うち)ですな...
薄田泣菫 「茶話」
...非常に立派な馬車が何臺も待つてゐた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...立派な石の門の内にはこんもりとした植込みがあり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...之に反して科学(主に自然科学のことだが)は立派なものである...
戸坂潤 「読書法」
...「立派なギリシャ型の顔ですな...
豊島与志雄 「変る」
...それはむろん立派な老人ではあろうが...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...立派な水引(みずひき)がかかっているので...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...御苦勞樣で御座います」三十四五の色の白い立派な男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立派な衣装をつけた芝居を番頭たちが演(や)っている...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...女流のなかでさすがに立派な意見だと頷(うなず)かれたのは...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...僕でさへも見違へるほど立派なレデイ振りであつた...
牧野信一 「女優」
...心も一等立派なのだと云う事になってしまうのです...
宮本百合子 「いとこ同志」
...真に立派な仕事をしてくれたのである...
柳宗悦 「和紙十年」
...(また仏伝図や本生図(ほんしょうず)には統一のある立派な構図を持ったものもあるらしいが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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