...何事にも率先して立派なお手本を見せてくれた開拓者ではあったが...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...女の子を手許に引取って立派な令嬢に仕上げてやるという約束までしてくれました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...しかし私は立派な茶人のつもりで書いているのではない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...心憎いまで立派なので...
薄田泣菫 「茶話」
...金目の物(もん)やつたら立派な茶匙(ちやさじ)がおすのに...
薄田泣菫 「茶話」
...なかなか立派な支那メシ屋だ」「それにしても……」「そうだな...
高見順 「いやな感じ」
...立派なお座敷で御馳走をたべた...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...書肆は旁(かたは)ら立派な果物罐詰類の店を出してゐる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...やはり相当立派な化け物としか思われなかったであろう...
寺田寅彦 「自由画稿」
...生年八十五歳の正嘉二年の十月四日立派な念仏往生をとげた...
中里介山 「法然行伝」
...權三郎を除けばあとは立派な二本差で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次いで地所や山林の完備した立派な村が我がものになる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...本當にこんな立派な秋を一人占めにしてゐるのは何んだかもつたいないやうだと思つてゐましたら...
堀辰雄 「七つの手紙」
...「つき合って見るとあんなにも立派な人が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見て一番立派なのは申すまでもありません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...立派な日本民族としての...
夢野久作 「暗黒公使」
...一番奥の一番立派な部屋の中央に...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...アアもサアも立派な鬚を生(は)やした王様になっておりました...
夢野久作 「奇妙な遠眼鏡」
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