...ここで問題になるのは「立場に立つ」という言葉だ...
有島武郎 「片信」
...立場に立つとは単に思いやりだけで労働者の立場に立っていればいいのか...
有島武郎 「片信」
...そういう認識論と哲学(併しどういう立場に立つ認識論や哲学かは重大な点だが)を想定することが...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...さて併しこの新しい――実は最初から決めておいた――存在論的立場に立つと...
戸坂潤 「科学方法論」
...却って制約者としての機能を振い得る立場に立つことになるのである...
戸坂潤 「科学論」
...又はその表現自身がこの精神であるとか考える立場に立つ時...
戸坂潤 「辞典」
...和辻氏の新しい立場に立つ倫理学は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...常に優越した立場に立つことを自覚しているという法則をも忘れてはならぬ...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...明らかに思想上における敵の立場に立つて向つてゐるのだ...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...即ち反省と自己表現との立場に立つて取扱はうとする場合...
波多野精一 「時と永遠」
...次に修辞学は表現作用の立場に立つものとして表現の技術性について知らせる...
三木清 「解釈学と修辞学」
...ただ実用の見地或いは政策的立場に立つ限り...
三木清 「哲学入門」
...哲学は生の立場に立つことにおいて常識と同じである...
三木清 「哲学入門」
...もちろんそれは単なる客観主義の立場に立つことではない...
三木清 「哲学入門」
...いはゆる模寫説の立場に立つものではない...
三木清 「認識論」
...唯事實としての歴史の立場に立つてのことでなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...これに反してプロレタリアートは歴史的な立場に立つ...
三木清 「歴史哲學」
...然しながら人間學は存在論的として純粹に内在的な立場に立つてをり...
三木清 「歴史哲學」
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