...若き者は後の立場に立つ...
有島武郎 「自然と人」
...いつの間にか非常に困つた立場に立つてゐた(sich dessen versehen, 熟語)...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...そんな評定をしているうちにお絹が少し困った立場に立つことになってきた...
徳田秋声 「挿話」
...併しカントの自然形而上学が直ちにかかる認識論――稍々不当かも知れないが仮にそう呼ぶことにしよう――の立場に立つものと断定することを吾々は警戒しなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...西田哲学は歴史を産み歴史を包む立場に立つことによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...大体現象学(フッセルルの)の立場に立つと思われるが...
戸坂潤 「読書法」
...機械的機能に近づくほど公の立場に立つことになり...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...本書は哲學の立場に立つたゆゑ勢ひ宗教哲學の觀點を取つた...
波多野精一 「時と永遠」
...しかしそれは理解の立場に立って行為の立場に立つことなく...
三木清 「解釈学と修辞学」
...却て歴史そのものを作る立場に立つたのである...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...ただ実用の見地或いは政策的立場に立つ限り...
三木清 「哲学入門」
...現実の立場に立つということである...
三木清 「哲学入門」
...なぜならそこでは純粹に内在的な立場に立つことが許されてゐないからである...
三木清 「認識論」
...眞に行爲の立場に立つ辯證法が寧ろ目的なき目的論であるのと反對である...
三木清 「歴史哲學」
...事實の立場に立つとき單なる進歩の觀念は排棄されてそれとは區別される發展の思想が生ずるのである...
三木清 「歴史哲學」
...政治を自分が主体となって行うという立場に立つと...
矢部貞治 「政治学入門」
...今の指導的立場に立つ智識階級の諸子が...
吉川英治 「折々の記」
...いつも反対の立場に立つ宿老たちまで...
吉川英治 「黒田如水」
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