...若き者は後の立場に立つ...
有島武郎 「自然と人」
...しかしまたここに少しちがった立場に立つものの見方からすると...
寺田寅彦 「科学と文学」
...併しカントの自然形而上学が直ちにかかる認識論――稍々不当かも知れないが仮にそう呼ぶことにしよう――の立場に立つものと断定することを吾々は警戒しなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...少くとも一旦はこの立場に立つことが必然であるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...さて併しこの新しい――実は最初から決めておいた――存在論的立場に立つと...
戸坂潤 「科学方法論」
...独自な体系に基いて而も客観的な立場に立つような哲学の叙述はもはや哲学概論というような入門書に止まることは出来ずに...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...社会的に私的な立場に立つものだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...存在論的範疇は始めから主客の対立を認めない立場に立つ...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...かくの如き客觀主義の立場に立つてギリシアのエピクロス(Epikouros)は死への關心の愚を證明しようとした(一)...
波多野精一 「時と永遠」
...彼は純眞なる觀念主義の立場に立つて二種類の存在を説く...
波多野精一 「時と永遠」
...他人の立場に立つて...
堀辰雄 「緑葉歎」
...しかしそれは理解の立場に立って行為の立場に立つことなく...
三木清 「解釈学と修辞学」
...ところで科学が行為の立場に立つことは...
三木清 「哲学入門」
...単に見るのでなく作るという立場に立つならば...
三木清 「哲学入門」
...この意味でディルタイは彼の認識論は自省(Selbstbesinnung)の立場に立つものであるといつてゐる...
三木清 「認識論」
...事實の立場に立つとき單なる進歩の觀念は排棄されてそれとは區別される發展の思想が生ずるのである...
三木清 「歴史哲學」
...そして行爲の立場に立つとき...
三木清 「歴史哲學」
...しかも解釋學は一般に内在の立場に立つところから...
三木清 「歴史哲學」
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