...併し立場に立つことと立場を経ることとは全く別である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併しカントの自然形而上学が直ちにかかる認識論――稍々不当かも知れないが仮にそう呼ぶことにしよう――の立場に立つものと断定することを吾々は警戒しなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...却って制約者としての機能を振い得る立場に立つことになるのである...
戸坂潤 「科学論」
...自然科学的文学(実験的立場に立つ文学や自然科学の知識を材料とした文学)や...
戸坂潤 「辞典」
...永遠な人間教育の立場に立つ文部省の立場から考察される場合も...
戸坂潤 「社会時評」
...どういう立場に立つであろうか...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...彼等は近世の大思想家スピノーザと全く同じ立場に立つのである...
波多野精一 「時と永遠」
...それは表現についても理解の立場に立って行為もしくは制作の立場に立つのではない...
三木清 「解釈学と修辞学」
...次に修辞学は表現作用の立場に立つものとして表現の技術性について知らせる...
三木清 「解釈学と修辞学」
...自己独自の立場に立つて...
三木清 「辞書の客観性」
...ただ実用の見地或いは政策的立場に立つ限り...
三木清 「哲学入門」
...マルクス主義は唯物論の立場に立つてゐる...
三木清 「認識論」
...唯事實としての歴史の立場に立つてのことでなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...史的唯物論の立場に立つ者が歴史を現實的なものと考へることは云ふまでもなく...
三木清 「歴史哲學」
...眞に行爲の立場に立つ辯證法が寧ろ目的なき目的論であるのと反對である...
三木清 「歴史哲學」
...政治を自分が主体となって行うという立場に立つと...
矢部貞治 「政治学入門」
...階級主義の立場に立つ者は...
矢部貞治 「政治学入門」
...すなわちこの立場に立つ者は...
矢部貞治 「政治学入門」
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