...立原翠軒(たちはらすゐけん)...
芥川龍之介 「僻見」
...そんな事を若い詩人の立原道造(たちはらみちぞう)が盛岡への一人旅から私達のところに書いてよこしたのは...
堀辰雄 「木の十字架」
...いかにも立原らしいやり方だなぞと話し合っていた...
堀辰雄 「木の十字架」
...その立原は、しかし、その春の末私達が結婚しようとしていたときは、まだなかなか元気で、病後の私のために何かと一人で面倒を見てくれたのだった...
堀辰雄 「木の十字架」
...立原はその新しい愛人とはじめての旅行を軽井沢に試みたときに既に訪れたことがあったのだそうだ...
堀辰雄 「木の十字架」
...立原たちは、私達が留守でも構わずに、その山の家のヴェランダで三時間ばかり昼寝をしたり遊んだりしていたのだなどと、夏、又二人でやって来たとき私達にはじめて打ち明けて言うのだった...
堀辰雄 「木の十字架」
...立原の形見の一つである...
堀辰雄 「木の十字架」
...当然そこにいていい筈の立原道造だけのいない事が...
堀辰雄 「木の十字架」
...立原道造さんの詩にも...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...あの頃の――立原などもまだ生きていて一しょに遊んでいた頃の僕たちときたら...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...立原道造君が來てくれました...
堀辰雄 「緑葉歎」
...末には北条霞亭と立原翠軒との題贈がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...学問的には立原(翠軒)派と藤田(幽谷)派...
山本周五郎 「新潮記」
...桃の花になにかの前兆を感じた立原平助...
山本周五郎 「半之助祝言」
...……ばかばかしい」彼は巧みに立原平助の口まねをした...
山本周五郎 「半之助祝言」
...すばしっこいと云ったものかどうか」立原平助が云った...
山本周五郎 「半之助祝言」
...美術の方では立原杏所だとか...
吉川英治 「折々の記」
...同藩の士で南宋畫の名手だつた立原杏所が精密な筆で描いてゐるのである...
吉川英治 「折々の記」
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