...立原翠軒(たちはらすゐけん)...
芥川龍之介 「僻見」
...沫雪 立原道造氏に冬は過ぎぬ 冬は過ぎぬ...
伊東静雄 「詩集夏花」
...――立原も立原で...
堀辰雄 「木の十字架」
...いかにも立原らしいやり方だなぞと話し合っていた...
堀辰雄 「木の十字架」
...その立原は、しかし、その春の末私達が結婚しようとしていたときは、まだなかなか元気で、病後の私のために何かと一人で面倒を見てくれたのだった...
堀辰雄 「木の十字架」
...私や立原なんぞが一しょに暮していた追分の脇本陣(わきほんじん)(油屋)が火事になって二人とも着のみ着のままに焼け出された出来事のことである...
堀辰雄 「木の十字架」
...立原はその新しい愛人とはじめての旅行を軽井沢に試みたときに既に訪れたことがあったのだそうだ...
堀辰雄 「木の十字架」
...*私達が結婚祝いに立原から貰ったクロア・ド・ボア教会の少年達の歌やドビュッシイの歌のレコオドをはじめて聴いたのは...
堀辰雄 「木の十字架」
...当然そこにいていい筈の立原道造だけのいない事が...
堀辰雄 「木の十字架」
...數日前からこちらに來てゐた立原君も野村君も...
堀辰雄 「七つの手紙」
...立原道造さんの詩にも...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...主 立原は、僕がはじめてここで冬を越したとき、二月になってからやって来た...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...あの頃の――立原などもまだ生きていて一しょに遊んでいた頃の僕たちときたら...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...立原道造君が來てくれました...
堀辰雄 「緑葉歎」
...末には北条霞亭と立原翠軒との題贈がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...学問的には立原(翠軒)派と藤田(幽谷)派...
山本周五郎 「新潮記」
...機密といったものかどうか」立原平助が云った...
山本周五郎 「半之助祝言」
...美術の方では立原杏所だとか...
吉川英治 「折々の記」
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