...なに」と立上りながら云った...
生田春月 「聖書」
...自分一人室の中央に立上ると...
石川啄木 「病院の窓」
...山の如くむくむくと立上つてゐた...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...アレを……」「金色の……」姫はゾッとして思わず立上った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...」敏子は立上って...
豊島与志雄 「裸木」
...呼ばれてもなかなか立上ろうとしなかった...
豊島与志雄 「古井戸」
...彼の叔父は俄に立上って...
豊島与志雄 「林檎」
...焔を、見つめていた侍が、お由羅の、顔を眺めて、立上った...
直木三十五 「南国太平記」
...止めるがよい」「止めに参りましょう」仁十郎が立上った...
直木三十五 「南国太平記」
...それを、きっかけに、綱手は、重い心をして、重い身体を、立上らせた...
直木三十五 「南国太平記」
...宴酣(たけなわ)にして堪えかねて立上がり...
中島敦 「李陵」
...それは?何時(いつ)頃だ」長島博士はいきなり立上ると...
野村胡堂 「音波の殺人」
...恐怖と困惑に狼狽して急いで立上ろうとした...
牧逸馬 「夜汽車」
...それでおしまひだと思つて立上らうとすると...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...……(いいながらタトウの上の奉書を見ていたがビックリして立上って)あっ! こりゃっ!仙太 あんだよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そしてすつくと立上つて静かに僕の顔を打見守つた...
村山槐多 「殺人行者」
...(立上って壕舎の方へ歩き出しながら)どちらをおたずねなんですか...
森本薫 「女の一生」
...あっと云って立上る...
山本周五郎 「お美津簪」
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