...一刻も休まずに騒音を立て続ける太鼓と笛とにつれて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...十七年もの長い間立て続けに地下生活を送つてゐる蝉があるさうだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...立て続けにやけに照りつけられるので...
薄田泣菫 「独楽園」
...そして立て続けにそこらの木の葉を腹一杯食べあさると...
薄田泣菫 「独楽園」
...三通話ほども立て続けにしゃべりました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...老女の一人語りのようにチクタクと心地よい柔音を立て続けて...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...十遍(じっぺん)も立て続けにわたしは...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ブルック街の自宅で近頃立て続けに起こっておりまして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...当人の話では一度ならず五日間も立て続けに机にしがみついていたことまであったという...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...立て続けに名を呼びましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽ち立て続けの負け十回目が終つてしまつた...
中原中也 「西部通信」
...今度は私の方が飯を二口三口立て続けに頬張って...
夏目漱石 「行人」
...死神とやらに取っ付かれなすったので御座いましょう……」立て続けにしゃべり捲(まく)られて...
野村胡堂 「悪人の娘」
...先刻から立て続けに葉巻を吸って居るのがその人です...
野村胡堂 「古城の真昼」
...伴(つれ)の女達にお茶屋の払いまでして貰ったという話だろう」銭形平次は立て続けに煙管を叩いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほとんど立て続けに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...口頭試験で百三十ばかりの問題を立て続けにオッ冠せて来る...
夢野久作 「焦点を合せる」
...その柄杓(ひしゃく)で、それがしにも一杯よこせ」と、渇(かわ)いている喉へ水でも流しこむように、がぶがぶ、立て続けに二、三杯飲んでしまった...
吉川英治 「三国志」
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