...それは/\種々(いろ/\)な事を喋(しやべ)り立てる...
石川啄木 「菊池君」
...そしてその後のことはもはや諄々(くどくど)並べ立てる必要もないであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...少し喘息(ぜんそく)やみらしい案内者が No time, Sir ! と追い立てるので...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ここよりランベリにいた方が僕もお役に立てるかと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...解らない解らないと言って騒ぎ立てる俺は...
中島敦 「悟浄出世」
...さア遠慮することはない――」能辯にまくし立てる女を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何の遠慮もなく並べ立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...源吉の顔を見るとわめき立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰でも縛つて引つ立てるのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼等も元々はごく素朴なものだったのだが……彼はこのパチパチ音を立てる虚栄心に...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...立派な功績を立てるために生まれた人間の内心に根を伸ばして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...手を拍つて口々にはやし立てる女工等の声がふくれ上つて聴えて来た...
北條民雄 「道化芝居」
...あたかも暗闇に聞き耳を立てるかのよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...君が優位に立てるからだよ」グラントが首を左右に振った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...北斉赦あるごとに金鶏を閭門に立てる事三日でやむ...
南方熊楠 「十二支考」
...欣二 気を立てるってなあ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...まだまだ数え立てると限りもないが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その者を立てるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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