...その不折が喧(やかま)しく言ひ立てる王羲之(わうぎし)は...
薄田泣菫 「茶話」
...手柄(てがら)を立てるのが目的でなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...武夫(もののふ)の手向(たむけ)の征箭(そや)も跡ふりて神寂(かみさ)び立てる杉の一もと...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角の腹を立てるように...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロス君!」と駒井が声高く呼び立てると...
中里介山 「大菩薩峠」
...びつくりして聲を立てると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は汗を拭き拭きまくし立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...音高く地面に突き立てるのだつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...浦々の名をたくさん並べ立てる者もあったりして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...詞で物の形を造るように組み立てることは出来ぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...町の四辻や教会堂の唯中や公の広場などにおっ立てるような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただひたむきにその道へと駆り立てる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...そこから追い立てると...
吉川英治 「新書太閤記」
...槍を一方の手に立てると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あっちへ行ってください」叱るように追い立てる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...食事も急(せ)き立てるので...
吉川英治 「山浦清麿」
...慎(つつ)ましく自分の幸福を組み立てるのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...それから生籬(いけがき)に添って追い立てる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??