...糸枠に立てると聞いた蝋燭を...
泉鏡花 「遺稿」
...そういう時に得たものを無駄に使わず何かの役に立てるつもりで貯えてあったものと見えます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...現代政治の正しき道をとる正しき政治をうち立てることができず...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...少なくとも君を人でなしの罪人と責め立てる者はここにいない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...手前(てめえ)がエライから先に立てるんじゃあねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...カラカラと血潮に酔ったような笑い声を立てるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...声を立てる気力もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...氣の毒だが此處から繩を打つて引つ立てるばかりだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太吉太吉と呼立てるほかには何の能なく情なき体(てい)なり...
樋口一葉 「うつせみ」
...水管の中で水が軋るやうな音を立てる...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...黒子は人物のイダンチテー即ち人違(ひとちがひ)でないことを証拠立てる役にしか立たなかつたやうである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...手綱をしゃくられて長い頸(くび)を立てる馬は...
本庄陸男 「石狩川」
...その立てるかといふ聲が...
室生犀星 「星より來れる者」
...屋根はみしみし音を立てるので...
室生犀星 「めたん子傳」
...もし結婚しないで独り身を立てるにしても...
山本周五郎 「菊屋敷」
...頭山翁を平凡人なりと断定されて腹を立てる取巻きの非凡人諸君の中には...
夢野久作 「近世快人伝」
...痩せた肩をいちだんと尖(とが)り立てる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私はまず切株の間から追い立てる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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