...ロテイが「お菊(きく)夫人」「日本の秋」等の作者たることは今更辯じ立てる必要はあるまい...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...いつでも葉子の情熱を引っつかんでゆすぶり立てるような倉地特有の膚の香(にお)い...
有島武郎 「或る女」
...さすがにその静けさを破って声を立てる事もはばかられた...
有島武郎 「或る女」
...我が立てる影さへ我脚下に沒せんばかりなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...すこぶる巧妙な罵詈雑言(ばりぞうごん)を並べ立てる……あんな人にはこれまでめったに出逢ったことがありません...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼女の家を立てるべき弟は日露戦争で戦死したために彼女はほんとうの一人ぽっちであったので...
寺田寅彦 「備忘録」
...農家は毎夜風呂を立てる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...他人に対して腹を立てるのは...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...」木村はわざと追立てるように君江をせき立て...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ばばのこと△われ様――おぬし様ということ△よだっぽれ――馬鹿とか阿呆(あほう)とかいうこと△ねいきをこく――腹を立てること△なまだらくさい――じだらくなこと△なじょたがな――何としたということ△むぞい――可愛ゆいということ△うちゃせた――忘れたということ△やくと――わざとということ△まくらう――食うこと川の肴(さかな)で一ぜん飯を食いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...駕籠部屋の錠を」ひとりは中間部屋のほうへむかって大声に叫び立てる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」と、わめき立てる...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...それから五月のプランを立てるが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ないしは特殊科学の知識を単に実用に役立てる利口な人やもしくはどこまでも専門学者としてとどまろうという人...
三木清 「語られざる哲学」
...大府卿阿房にしてはなかなか旨く述べ立てるな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...玄関の間の先客は襖かげから顔をさし出しては急き立てる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...れいの鉱山掘夫(かなやまほり)に使う山笛(やまぶえ)というのを吹(ふ)き立てると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...急に泣き立てる子の声がながれた...
吉川英治 「新書太閤記」
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