...そこでこの人の申し立てによれば...
芥川龍之介 「河童」
...私が目下案を立てている箱類は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...朱塗の大傘を立てて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ぷすぷす音を立てて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...頽(くづ)せし膝立て直し屹(きつ)と衣(ころも)の襟を掻合(かきあ)はせぬ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...入浴の時はいつでもイスカーキを入り口に立てておいて入るのだが...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...私は音を立てないようにするために...
谷崎潤一郎 「鍵」
...一心に聞き耳を立てるのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何やらどなり立ててる首領をかついでゆき...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...糸を巻かせながら茂太郎は、何か物足らないような風情(ふぜい)で、「殿様殿様というけれど、どうしてあの人は、殿様なんだろう?」「どうして殿様だって、あの方は殿様なんだもの」「だって殿様というものは、槍を立てて、お供をたくさん連れて、乗物に乗って、前触れをして、お通りになるんじゃないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...息子の文学者志望宣言(父は初め息子をもエンジニーアに仕立てようと考えていたのだが)は...
中島敦 「光と風と夢」
...それで私も安心して御用立て申したので――今になって御違約でははなはだ迷惑します」道也先生は黙然(もくねん)としている...
夏目漱石 「野分」
...半十郎を引立てた三四人の武士...
野村胡堂 「江戸の火術」
...遠出はならぬぞ」「へエ――」泣き出しさうな兼吉を追ひ立てゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おそらくその気質が良人をひき立てたからに相違ない...
山本周五郎 「菊屋敷」
...小屏風でも立てましょうか」「なにこれでいい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...お早打(はやうち)が」二騎、町木戸から、ほこりを立てて、城門の方へ駈け去った馬蹄(ひづめ)の音にも、さして事々しく、天下の急変の前駆(ぜんく)とは、耳そばだてる者もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...江戸表へ差し立てと同時に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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