...大魔術の道具立てを始めた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...腹を立てない事は或る程度まで実践してゐるが...
種田山頭火 「行乞記」
...派手(はで)をする向きは新調のカーキー服にギュウ/\云う磨き立ての長靴...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...こういう問題の立て方で行けば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...斉興を当主に立てた...
直木三十五 「南国太平記」
...後家を立てておりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...立てこめた一面の霧です...
中里介山 「大菩薩峠」
...」何の親切気もない調子でかう云ふと彼は長い立て膝を抱へ乍らその冷却した顔を又横に向けた...
長與善郎 「青銅の基督」
...人指指(ひとさしゆび)を竪(たて)に立てた...
夏目漱石 「永日小品」
...叔母さんの部屋借りを追い立てたって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...善人ばかりでは国も家も立てかねるということです...
久生十蘭 「鈴木主水」
...二三人が一度に喚き立てるのであつた...
北條民雄 「青年」
...音を立てて一呼吸入れ...
本庄陸男 「石狩川」
...それから別の鍋へ胡麻(ごま)の油と砂糖とを半分ずつ入れて火の上で煮立てるが油と砂糖はなかなか混和(まじ)らない...
村井弦斎 「食道楽」
...いっそうはらを立てる...
山本周五郎 「季節のない街」
...食いついたらきッと抜くといわれた釘抜きの勘次郎――と申す南方(みなみかた)の目明しにございます」会釈がすんで腰を立てる...
吉川英治 「江戸三国志」
...玄徳のところへ使いを立てた...
吉川英治 「三国志」
...また別の閂が音を立てる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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