...精神的眩暈(めまい)からしばらくは立ち直ることができなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...店の景気の立ち直るにつれ...
武田麟太郎 「一の酉」
...立ち直る、ということは、さっきも言ったように、これは、容易のことではない...
太宰治 「春の盗賊」
...彼等は今度の整理で市の財政が立ち直るなどとは夢にも信じてはいない...
戸坂潤 「社会時評」
...立ち直る覚悟が肝要である...
豊島与志雄 「程よい人」
...この現実の冷厳さの中に本気に立ち直るすべを知ったのであった...
中井正一 「図書館法楽屋話」
...宇津木の方も兵馬様の代になれば立ち直ることでござんしょう」「お松さんという子は...
中里介山 「大菩薩峠」
...五年間で立ち直るが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お秀とよりを戻して店の立ち直るまで資本を百両貸してくれというから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...立ち直ると小さな男の子を荒々しく地面に払い落とした...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...私も立ち直る時間があります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...立ち直るや満身の力を込めた右腕で唸りをはらんだ半円を切ると奴の横面に稲妻のやうなパンチを喰はせた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...おれが立ち直ることを信じていて呉れた...
山本周五郎 「落ち梅記」
...立ち直るものではありません...
吉川英治 「大岡越前」
...すぐ立ち直ることもできず...
吉川英治 「三国志」
...立ち直る生きがいをつかんでくれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、「では」と、立ち直ると、権之助も杖を把(と)り直して、「では」と、応じた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また徐ろに立ち直る...
若山牧水 「熊野奈智山」
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