...必ずその垣根のもとへも立ち寄るのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...時々羽織袴(はおりはかま)のままでここへ立ち寄ると...
徳田秋声 「黴」
...浪子の枕べ近く立ち寄るは島田の十七八...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...診療室へ立ち寄ると...
外村繁 「日を愛しむ」
...平次はその茶店に立ち寄る氣もないらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別に子供の立ち寄るような相識(しりあい)もない一本道である...
牧逸馬 「双面獣」
...沙翁の故郷であつたストラツトフオード・オン・エボンへ立ち寄ることにした...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...時々その家にも立ち寄るようにもなりました...
三好十郎 「樹氷」
...町の人たちは滅多に立ち寄るということがない...
矢田津世子 「凍雲」
...越中富山の薬売りも立ち寄る...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...何氣なく百和堂へ立ち寄ると...
吉川英治 「折々の記」
...赤間ヶ関へは」「立ち寄るまい」「ですが...
吉川英治 「私本太平記」
...こうして軒下に立ち寄るさえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...長浜の家まではつい立ち寄るいとまもなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...見舞に立ち寄ると云って――別れ際に...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...武蔵はいわるるままにそこへ立ち寄る...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵が姫路へ立ち寄るだろうなどという期待は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...朝帰りの仲間が必ずぞろぞろ立ち寄る...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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