...障子(しょうじ)にはっきり立ち姿をうつしたまま...
有島武郎 「或る女」
...目礼もせずにその立ち姿にながめ入った...
有島武郎 「或る女」
...私は穏やかな明るすぎる程の秋の日ざしの中での奇怪な姿をした親子の立ち姿を...
伊藤野枝 「白痴の母」
...六にもなろうという楚々(そそ)として立ち姿の美しい婦人が挨拶をした...
海野十三 「雷」
...中には若い女の太股のあたりから下の立ち姿...
海野十三 「白蛇の死」
...結綿(ゆいわた)に結った振袖(ふりそで)の娘の羽子板を持った立ち姿を製作すべく熱中していたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...正面から男の立ち姿を二...
徳田秋声 「新世帯」
...すらりとした立ち姿...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...彼女は芍薬の花のような立ち姿でにこと笑ってくれる...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...立ち姿の背がすらりと高く...
豊島与志雄 「復讐」
...たしかにどこかで立ち姿を見た覚えがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...「惜しいわね、それほど洋学がお出来になるのに」「何が惜しいんだよ」「でも、当節、洋学がお出来になれば、お金儲(かねもう)けはお望み次第なのに」「洋学が出来れば金儲けは望み次第? それで駒井のいないのが、宝の持腐れだというコケ惜しみか」「そうよ、わたし、このごろ、つくづくそう思いますわ、もし、わたしに少しでも横文字が読め、達者に異人さんと話ができたら、どんなにお金儲けができますか、ちょっとやそっとのお金儲けではございませんのよ、何十万というお金儲け……」「ふん、毛唐だって、そう甘い奴ばかりはあるまい、日本の金と土を取りたがって来ている奴等だ、洋学が出来たからというて、ペロが喋(しゃべ)れるからといって、お前が甘く見るほど相手は馬鹿でない」「ところが、あなた、それが違うんですよ、日本人と見ると、むやみにお金を蒔(ま)きたがっている異人さんがあるから妙じゃありませんか、それも、相手次第によっては何万とまとまったお金を未練会釈なしに融通してくれる異人さんを、わたしはずいぶん知っていますよ」「それを知っているなら、お前、遠慮なく拝借をしといたらいいじゃないか」「わたしでは駄目、女では信用がないから」「では、おれの名前でよろしければ貸して上げてもいい」「あなたではなお駄目――駒井様あたりだと確かなものなんですがね」「ふーむ、えらく踏み倒されたものだな――おれと駒井の相場がそれほど違うかな」「違いますとも、あなたなんかはさかさに振っても鼻血も出やしないけれど、駒井様なら洋学もお出来になるし」「洋学が出来さえすれば、毛唐は誰にでも金を貸すのか」「洋学が出来て、御身分の保証がおありなされば、何万、何十万、何百万とまとまったお金を、右から左へ貸してくれますのよ」「それはまた桁(けた)が大きいなあ、何万はいいが、何百万は事が大きいぞ」「まあ、お聞きなさい、決して夢じゃありませんから」ここまで、立ち姿、襖越(ふすまご)しで話しかけていたお絹が、ずかずかと入りこんで来て、神尾の火鉢の前へ坐り、無雑作に白い手をさしのべて神尾の拳(こぶし)にさわるほど、親密に意気ごんで話を持ち込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...なまめかしい女の立ち姿などが...
林不忘 「あの顔」
...一人の女の片手をちよつと胸にあてがつてゐる立ち姿が描かれてゐるが...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...何かその樹の立ち姿のもっている悲劇的な感じが彼女の心を捉えた...
堀辰雄 「菜穂子」
...ウォルタ・ウォードのがっしりした立ち姿は荒海に立つ岩のよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それが象徴主義の立ち姿なんですからね...
横光利一 「夜の靴」
...初期浮世絵にままある立ち姿の遊女像...
吉川英治 「随筆 新平家」
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