...ファラデーの要求すべき領域内に立ち入るようなことはなかった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...この様にしてその外の仮定なしに全く論理的に進めて達せられる最も主要な帰結に立ち入ることにしましょう...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...現象の物理的原因にだんだん立ち入るようになった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...西洋人には立ち入ることのできない別の世界の宝石であろう...
寺田寅彦 「生ける人形」
...その個々の内容に立ち入るためには吾々は全く別種の手続きを用意しなければならないだろう*...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...叙述方法に立ち入る余裕は今はない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又今ここで立ち入るだけの余裕もないから内容的な説明はしないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...警視庁の業務執行に立ち入ることが以ての外で...
戸坂潤 「社会時評」
...業務執行に立ち入ると云っても...
戸坂潤 「社会時評」
...深海魚の話は勿論専門外の私などの立ち入るべき筋ではないが...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...三 アマゾン型の研究アマゾンの秘境に立ち入る生物学者は...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...ここでは立ち入る余裕を与えられていない...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...御武家やお大名方の紛紜(いざこざ)に立ち入るわけには参りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ディルタイ及び彼の先蹤者たちの批判にも立ち入るであらう...
三木清 「歴史哲學」
...芝居小屋に立ち入ることとは遠慮するが宜(よろ)しいというのであった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...もう一つは医者から坊主への間に立ち入るという意味での神聖の冒涜であるが此非難は今では余程古い思想の持主でなければ之を聞かない...
森於菟 「屍体異変」
...ここの「秋ノ坊」までは立ち入る人も稀れだった...
吉川英治 「私本太平記」
...立ち入るのを憚(はばか)っていた室のしきいを...
吉川英治 「新書太閤記」
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