...また実際私は他人の思想に立ち入ることは好まないから...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...それ以上立ち入ることが出来なかった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そのあたりはめったに男子の立ち入ることを許されてない場所だったので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...もう少し立ち入る必要があるが...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...その周囲の芝生に立ち入るなと書いた明白な立て札はあるが...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...立ち入ることもできない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...イデオロギーに関する歴史的叙述に立ち入る余裕がなかったのは遺憾である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...遂にその個々の内容に立ち入ることなしに終らねばならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自然弁証法の本質に就いては充分慎重な考察が必要だからここで立ち入ることは見合わせるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又今ここで立ち入るだけの余裕もないから内容的な説明はしないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だがこの最後の点に立ち入る前に問題になるのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...御武家やお大名方の紛紜(いざこざ)に立ち入るわけには参りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕の商売はそこまで立ち入る必要がないんだよ...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...別にそれ以上立ち入るということもなく過ぎていましたが...
三好十郎 「樹氷」
...しかしわたくしは強ひて深く此等世系の問題に立ち入ることを欲せぬのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たとへば現代の寺院などに立ち入ると...
吉川英治 「折々の記」
...めったに武士輩の立ち入る所ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...家人以外の者が立ち入ることは望めなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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