...―慶長訳 Guia do Pecador―善の道に立ち入りたらん人は...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...ここで、少し断わって置かねばならぬことは、こういう門弟たちのことは別段興味のある話しというではなく、また事実としても、いわば私事(わたくしごと)になって、特に何かの参考となることでもありませんから、深く立ち入り、管々(くだくだ)しくなることは避けたいと思います...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そんな所へ好奇心(ものずき)にお立ち入りになる理由がないことであった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...改めて別に発声映画の問題に立ち入りたいと思う...
寺田寅彦 「映画芸術」
...「ともかく君は立ち入りを許されている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...あまり立ち入り過ぎた「具体的」事実を云々すると...
戸坂潤 「社会時評」
...立ち入りたくない...
中里介山 「大菩薩峠」
...話の筋に関係した問題でもありませんから深くは立ち入りません...
夏目漱石 「私の個人主義」
...少し立ち入りすぎますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「今に判るよ」平次はあまりそれに立ち入り度くない樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立ち入り兼ねますが――」平次はツイ尻ごみするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...政党の争いのことには立ち入りたくありません...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...主人公の魂に深く立ち入りもせず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...深く己の運命に立ち入り...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...事あれば大奥へも立ち入り...
吉川英治 「剣難女難」
...立ち入りかねた足もとだった...
吉川英治 「私本太平記」
...立ち入りなど許さぬが...
吉川英治 「私本太平記」
...厩(うまや)の方へ勝手に立ち入り...
吉川英治 「新書太閤記」
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