...田端一二三会社員柴山鉄太郎(しばやまてつたろう)の長男実彦(さねひこ)(四歳(しさい))が列車の通る線路内に立ち入り...
芥川龍之介 「白」
...今回は少し立ち入りて説明を施すことにしよう...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...料理屋に立ち入りて見るに賑しき物音我等を迎へたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そんな所へ好奇心(ものずき)にお立ち入りになる理由がないことであった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...君はこの頃いささか立ち入りすぎる嫌いがある!」「私は先生に対しては助手であるかもしれません...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...改めて別に発声映画の問題に立ち入りたいと思う...
寺田寅彦 「映画芸術」
...話の筋に関係した問題でもありませんから深くは立ち入りません...
夏目漱石 「私の個人主義」
...ゆえにさらに深く立ち入りてその理由を質(ただ)せば彼の熱心せる理由は必ずしも政治に関係するものでないようなことが出てくる...
新渡戸稲造 「自警録」
...立ち入り兼ねますが――」平次はツイ尻ごみするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...政党の争いのことには立ち入りたくありません...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...「私は別に秘密に立ち入りたいとも思いませんし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...主人公の魂に深く立ち入りもせず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しだいに 出入りは はげしくなり ―― ねどこの へやにも 立ち入ります...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...思い切ってその荒地の中へ立ち入りまして...
夢野久作 「白くれない」
...立ち入りなど許さぬが...
吉川英治 「私本太平記」
...小田原の北条が、(絶好なとき)として、すぐ相模(さがみ)を出、駿河に立ち入り、乱を、東海に望むであろうことは――ないといえない...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が立ち入りかけた桃林の傍らから出てきて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...官田(かんでん)私園(しえん)に立ち入り...
吉川英治 「平の将門」
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