...下記は大正四年八月の旧稿を改竄補修をしたもので...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...洗練推敲(すいこう)肉痩(や)せるまでも反覆塗竄(とざん)何十遍するも決して飽きなかった大苦辛を見て衷心嘆服せずにはいられなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...かかる屑の屑なる国への追放と流竄(るざん)のほかの何物にも値せざりしを知るとき...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...幾度も改竄修正を加え...
高木敏雄 「比較神話学」
...我既流二竄於地遇レ我者...
高木敏雄 「比較神話学」
...哲学の存在論的体系は世界観を意識的無意識的に改竄することが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...尤も此の重複即ち一部の竄入は...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...後になつて齊中也が竄入せられたのであるかも知れない...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...その竄亂の程度を知り...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...斯の如き變化は僞作とか竄入とかの意味に解釋されずして...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...從つて諸子の方は竄亂ありて不確實であるが...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...さて又古書の多くは其の附加竄入のあることを豫期して觀察すれば...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...例へば江戸演劇の旧脚本を取り来りてこれを改竄(かいざん)するが如きその罪これより大なるはなし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その上流竄地をS島よりも更に南方遙か隔たつたT島に變更することに決めたためである...
中島敦 「環礁」
...訳語妥当(だとう)ならざるは自らこれを知るといえども匆卒(そうそつ)の際改竄(かいざん)するに由(よし)なし...
正岡子規 「ベースボール」
...改竄せよといわれて受け入れず...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...一人の落伍者(らくごしゃ)逃竄者(とうざんしゃ)をも許さなかったことは...
柳田国男 「海上の道」
...擾乱(じょうらん)のあとでは公卿も斬られ天皇さえ流竄(るざん)の例を往々(おうおう)にしてみてきたが...
吉川英治 「私本太平記」
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