...幕府之を宰府(ざいふ)に竄(ざん)す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...改竄(かいざん)するしないは格別大問題だと心得てゐないが...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...益(やう)も無き流竄(るざん)の日に白鳥はたゞ侮蔑の衣(きぬ)を纏(まと)ふ...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「白鳥」
...その文章を改竄して写しを取り...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...謫竄(さすらへ)の身(み)となるは死(し)ぬるよりも怖(おそろ)しい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...明和八年(千七百七十一年)露国西比利亜(シベリア)の流竄(りゅうざん)者...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...文化十二年諸国相謀(はか)りてポナパルテを擒(とりこ)にして流竄(りゅうざん)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...經典の改竄までも敢てする樣になつたのである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...その改竄の理由は何等の根據があつた爲めでなく...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...割合に竄亂のない本に根據して...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...その竄亂の程度を知り...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...其以前に竄亂されたものは大抵之を看遁す傾になつてゐる...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...略ぼ點竄を加へたる者なるが如し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...常に他の孤児と一所に居らず暗き隅に竄(かく)る...
南方熊楠 「十二支考」
...また昔無人島などで鳥獣を殺すとその侶(とも)の鳥獣が怕(おそ)れ竄(かく)れず...
南方熊楠 「十二支考」
...鈿女打ち勝ちて彼をして皇孫の一行を避けて遠地に自竄(じざん)せしめたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...総代輩困却して逃竄(とうざん)し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...さきに西国へ遁竄(とんざん)していた尊氏が...
吉川英治 「私本太平記」
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