...だから史実を勝手に改竄(かいざん)した罪は...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...洗練推敲(すいこう)肉痩(や)せるまでも反覆塗竄(とざん)何十遍するも決して飽きなかった大苦辛を見て衷心嘆服せずにはいられなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...遠く豺狼(ひょうろう)の地に竄(ざん)せられ...
田中貢太郎 「続黄梁」
...謫竄(さすらへ)の身(み)となるは死(し)ぬるよりも怖(おそろ)しい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...明和八年(千七百七十一年)露国西比利亜(シベリア)の流竄(りゅうざん)者...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が遠くへ流竄(りゅうざん)の身となった今となって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...濫りに古典を改竄し...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...古書の竄亂の箇所は...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...虞夏書又は洪範などの眞僞竄亂を調べて見たならば...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...漢初までに其書籍の附加竄亂が止まつたのであるけれども...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...この度米刃堂(へいじんどう)主人のもとめにより改竄(かいざん)して一巻とはなせしなり...
永井荷風 「日和下駄」
...彼はそのまま奔竄(ほんざん)して...
福田英子 「妾の半生涯」
...五隠(かく)れ家(が)かくて磯山は奔竄(ほんざん)しぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...書物を作っても『精要算法』、『点竄指南録』、『算法新書』、『求積通考』等は部数も多く売れたようであるが、普通のものは幾らも売れはしない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...けれども方程及び天元術が元来算木を使用して演算すべきものであったに似ず、日本の演段術、維乗法、点竄術、円理等はいずれも筆算式の数学であった...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...鈿女打ち勝ちて彼をして皇孫の一行を避けて遠地に自竄(じざん)せしめたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...一人の落伍者(らくごしゃ)逃竄者(とうざんしゃ)をも許さなかったことは...
柳田国男 「海上の道」
...流竄(りゅうざん)...
吉川英治 「私本太平記」
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