...仕方ないから、窮策を強いるしかない...
...窮策で支えるしかない状況に不安を感じる...
...窮策に出る前に、もっと考えた方がいい...
...窮策に走ることで、そこからさらに問題が生まれることもある...
...窮策ながらも一生懸命頑張る姿に感動した...
...平氏は是に於て最後の窮策に出で至尊と神器とを擁して西国に走らむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...私は弱い者の有らゆる窮策によく通じている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...生活費が嵩(かさ)んだ窮策であつた)つまり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一の窮策を案じ出だせり...
大町桂月 「秋の筑波山」
...亦止むを得ざるの窮策なりと謂はんのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その時の窮策でな...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の隠れた悪才が窮策を運らした...
長塚節 「隣室の客」
...先生はそれを「これは科学的の眼からは窮策と見えるものである」と評されている...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...「窮策」と思われたところは...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...古来から幾千万人の試みた窮策で...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼は困却の余りふと思いついた窮策(きゅうさく)として...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そうしてその窮策から出た現在のお手際(てぎわ)を擽(くす)ぐったいような顔をしてじろじろ眺めた...
夏目漱石 「明暗」
...單なる窮策にすぎない...
堀辰雄 「色褪せた書簡箋に」
...あるいは絶頂といふ漢語あるを見て窮策に出でたりといひ...
正岡子規 「俳諧大要」
...また窮策をも取らざるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...この頃体の痛み強く寐返りにいつも人手を借るやうになりたれば傍に人の居らぬ時などのためにかかる窮策を発明したる訳なるが...
正岡子規 「墨汁一滴」
...なんで区々たる窮策を告げて...
吉川英治 「三国志」
...身をもって国外に逃げるなどという窮策(きゅうさく)に出るおそれは多分にある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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