...よいかな、もし、ここで、わしの申すことを聞かぬと、わしも、留守居として、殿へ申訳がないから、その方は、母親へ送り届けて、母親諸共、暫く、窮命じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...そちに窮命をさせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...長持の中の窮命人は逃げたそうな...
中里介山 「大菩薩峠」
...窮命を仰せつけようなんて...
中里介山 「大菩薩峠」
...窮命(きゅうめい)をさせて済まなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして窮命させられているのはやむを得ない自業自得というものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何にしても今日迄侵入と掠奪(りゃくだつ)に依りこの通り肥り返っている代物(しろもの)だから多少の窮命を与えたからとて早急に生命に異状はあるまい...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...一應縛り上げて窮命(きうめい)さして居たんで――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一応縛り上げて窮命さしていたんで――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...懲(こ)らしめのための窮命(きゅうめい)だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お松は一と晩位番所で窮命(きうめい)させるもよからう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と月も窮命(きうめい)させる筈はないぢやございませんか」「さう言つたものかな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窮命(きゅうめい)をさせておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手ひどい窮命(きゅうめい)にあって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...云わば敗れたものにあたえられた窮命である...
本庄陸男 「石狩川」
...窮命(きゅうめい)申しつけねばならん...
吉川英治 「新書太閤記」
...二階の一間へ抛り込んで窮命(きゅうめい)させてあるものを...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...伯爵は一通りの窮命がすむと...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索