...そこであの私窩子(しくわし)のやうな女が会釈(ゑしやく)をすると...
芥川龍之介 「窓」
...恰度眼窩ぐらゐの大きさの...
石川啄木 「病室より」
...頸窩(ぼんのくぼ)を椅子の脊に載せて...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...そしてその小室(こべや)の塞つてゐる方の側同志で背中合はせになつた二つの層の事を蜜窩といふのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その蜜窩は巣箱の中に...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...二十日 薄曇後晴昨夜八時頃心窩部より胸骨背面に亙って...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...結局はやはり小売り商の集団的蜂窩(ほうか)あるいは珊瑚礁(さんごしょう)のようなものであったから...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...私の右の腋窩を擽り初め...
外村繁 「澪標」
...生ものとては火口に飛び交ふ燕のむれだ断崖の影にかくれて燕窩にならぶ幼い卵だ飛翔の夢だお...
仲村渠 「頂上」
...眼が眼窩の中で動けば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ヤグラ岳の山窩へなりと屯(たむ)ろして...
牧野信一 「武者窓日記」
...広西の竜馬窩(か)旧伝に...
南方熊楠 「十二支考」
...山窩が又なかなか美しいのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんとか窩棚(かほう)と云う村に...
森鴎外 「鼠坂」
...けれどもその黒い左右の眼窩(がんか)が...
夢野久作 「暗黒公使」
...私がこの家を「紅声窩」と名づけたのは...
吉井勇 「老境なるかな」
...またやや凝つたのになると、廊、寮、精舍、茨室、窩、舫、書院、山房、草堂、院、小...
吉川英治 「折々の記」
...私窩子(じごく)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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