...松村及び料理番と石油ランプを二つ持って、例の洞窟を訪れ、ランプの光で洞窟蟋蟀(こおろぎ)その他の昆虫をかなり沢山採集した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...埋葬用洞窟である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ちょっと理窟になっているねえ...
海野十三 「火星兵団」
...その辺は貧民窟(くつ)などがあって...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...理窟をこねることの好きなあいつらにかかっちゃ...
高見順 「いやな感じ」
...私娼窟のクララと現在の照子を対比するような俺の言葉はたしかに残酷だった...
高見順 「いやな感じ」
...弱いものが負けるという理窟だけだ...
林不忘 「安重根」
...一切の人間が、総平均人としての社会の各個人が、その日常の経験によって、何が美であり醜であり、何が善であり悪であり、何が真理であり虚偽であるかということを、理窟なしに、無条件に、直覚的本能的に、判定出来るということが、この常識の職能に他ならない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...皆是が能く分ると色々又古代史の説明に多少何か理窟が付けられるかも知れぬと思ふのでありますが...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...私に解らないような小六(こむ)ずかしい理窟はやめにして」「それじゃどうしたって説明しようがない...
夏目漱石 「道草」
...これは臥竜窟に顔をむけて突っ立っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...槍岳洞窟や、富士洞窟は、山の麓にかくれて、空からは見えない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...理窟通りには容易に運ばれぬのが...
牧野信一 「浪曼的時評」
...しかしこの獣の歌も鷹の歌も全体理窟づめにしたる歌には無之...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...感情と理窟の中間にある者はこの場合に当り申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...岩窟の中は涼しくて愉快であつた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...現に金時母子の棲(す)んだという巌窟(がんくつ)...
柳田国男 「山の人生」
...洞窟(どうくつ)を利用(りよう)して建(た)てられてある...
吉川英治 「神州天馬侠」
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