...三畳間の窓縁(まどべり)に淋しそうに腰かけて外を眺(なが)め...
太宰治 「おさん」
...奥さんはお嬢さんを抱いてアパートの窓縁に...
太宰治 「斜陽」
...「難破して、自分の身が怒濤(どとう)に巻き込まれ、海岸にたたきつけられ、必死にしがみついた所は、燈台の窓縁...
太宰治 「惜別」
...私の頬杖ついている窓縁(まどべり)とは...
太宰治 「春の盗賊」
...窓縁に両手を置いて...
太宰治 「パンドラの匣」
...窓縁(まどべり)に頬杖ついて...
太宰治 「美少女」
...窓縁につつましく並べて置いた丸い十本の指を矢鱈にかがめたり伸ばしたりしながら...
太宰治 「列車」
...ふるかと思えば晴れ晴るゝかと思えばまた大粒の雨玻璃窓(はりまど)を斜に打つ変幻極まりなき面白さに思わず窓縁(まどべり)をたたいて妙と呼ぶ...
寺田寅彦 「東上記」
...それからその者を撃った弾丸のどれかは窓縁に当ったに相違ない...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...周平は窓縁に両肱でもたれかかりながら...
豊島与志雄 「反抗」
...其処の窓縁でちゅちゅと鳴いては...
豊島与志雄 「病室の幻影」
...彼女は窓縁から飛び下りて...
豊島与志雄 「二つの途」
...今まで信子が掛けていた窓縁に腰を下した...
豊島与志雄 「二つの途」
...二つの鉄の鈎(かぎ)でしっかと窓縁に止められた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は開いた窓縁に腰掛け...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ガラスも窓縁もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...階段の曲り角の窓縁にのせてある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...窓縁(まどぶち)へ移して...
吉川英治 「柳生月影抄」
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