...しまいには遠き未来の世を眼前に引き出(いだ)したるように窈然(ようぜん)たる空の中(うち)にとりとめのつかぬ鳶色(とびいろ)の影が残る...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...窈然(ようぜん)と遠く鳴る木枯(こがらし)の如く伝わる...
夏目漱石 「薤露行」
...窈然(ようぜん)として名状しがたい楽(たのしみ)がある...
夏目漱石 「草枕」
...初から窈然(ようぜん)として同所(どうしょ)に把住(はじゅう)する趣(おもむ)きで嬉しいのである...
夏目漱石 「草枕」
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