...その居住者ときたら生活が突飛で不規則で...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...随分突飛なことを言って居るようでありながら...
石井柏亭 「大切な雰囲気」
...これまでの私の説明は突飛だと思う方があるかも知れませんが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...どんなものか知らぬが弐百五拾円という突飛(とっぴ)な価には驚かされる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...動(や)やともすると野次馬(やじうま)扱いされて突飛ばされたりドヤされたりしている...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...突飛(とっぴ)もない声で叫んだ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...突飛な真似をしたのであろうが...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...あまりに突飛な筋(すぢ)に富(と)んでゐるので...
夏目漱石 「それから」
...まるで狐(きつね)に抓(つま)まれたようなものだ」始めからこっちの気を引くためにわざとそんな突飛(とっぴ)な要求を持ち出したものか...
夏目漱石 「道草」
...俺の大手ぬかりさ」「…………」「幸三郎を川へ突飛ばした時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの写真を借りてもどろう――そういう突飛なおもいつきが...
原民喜 「永遠のみどり」
...悲しい美しい一冊の詩集を書き残すために……と突飛な烈しい念想がその時胸のなかに浮上ってたぎったのだった...
原民喜 「遥かな旅」
...時々突飛な記事を書きます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それを思うと……」「突飛な物を見つけましたね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...劇は夢のように突飛で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...彼は此の突飛(とつぴ)極(きは)まる行動に...
三島霜川 「平民の娘」
...その右足の裏を眺めた時俺は鉄の捧で横つ腹を突飛ばされた様に躍り上つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...実在しない突飛な名前を使うと...
夢野久作 「創作人物の名前について」
便利!手書き漢字入力検索