...文芸に関する突飛卓抜の意見が開陳せられてある...
伊藤野枝 「寄贈書籍」
...いよいよ出でて益々突飛なるは新学の林大学頭たるK博士の人種改良論であった...
内田魯庵 「四十年前」
...いかに突飛(とっぴ)に見えようとも...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...明智の突飛なやり口が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...名探偵の突飛な行動に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...探偵作家の突飛な着想をも...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...赤毛連盟という突飛な話...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...突飛な事件が重なって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...大變突飛な魔法使みたやうなことを考へる...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...そこには突飛(とっぴ)があった...
夏目漱石 「明暗」
...邪魔だッ」ドンと一つ突飛ばして...
野村胡堂 「江戸の火術」
...あれは?」「シツ」平次は八五郎を突飛ばすやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...劇は夢のように突飛で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...俺の話を聞けば突飛な生き方に驚かないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...突飛(とっぴ)は承知の上です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そして突飛な目に出遇つた...
牧野信一 「途上日記」
...和尚と良助を突飛ばすようにして死骸の傍に走り寄ると……ワッ……とばかりに取縋って泣出した...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...どんなに一所懸命の力を出して虎間先生を突飛ばして廃屋の外へ逃げ出しましたことか...
夢野久作 「少女地獄」
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