...中には又突拍子もない質問を提出したものもあった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...実に突拍子もない質問を発した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...伝法院の庭を知っていますか」突拍子もないことを言う...
高見順 「如何なる星の下に」
...突拍子もない衝動を感じた...
太宰治 「春の盗賊」
...と突拍子もない歓声をあげた...
太宰治 「ロマネスク」
...突拍子もないこと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...いずこともなくこの突拍子もない大音で...
中里介山 「大菩薩峠」
...突拍子もない荒唐のものに思はれるだらうが...
萩原朔太郎 「宿命」
...島の警備は突拍子もないもので...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...僕は何だかそんな祕密でもありさうな氣がしてならなかつたよ……矢張りさつき上つて見ればよかつたなあ……」「まあ……」少女はそんな突拍子もない少年の話を聽きながら顏を眞つ赤にしてゐた...
堀辰雄 「あひびき」
...顔が細長過ぎる! 変だ/\/\!」そんな突拍子もないことを彼女は...
牧野信一 「秋晴れの日」
...女のこれはまた実に突拍子もない人騒がせ気な...
牧野信一 「心象風景」
...どつちの世界にほんとうの自分自身の姿を発見する?」「僕は――」滝野は突拍子もない声を挙げたが...
牧野信一 「蝉」
...突拍子もない同情の念に駈られたりした...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...突拍子もない形のものを投げ上げる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...まあ何て突拍子もない家なんでしょう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...突拍子もない生命のふしぎさ...
山川方夫 「恐怖の正体」
...ずいぶん突拍子もないところもあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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