...彼は急に突拍子もない声を出した...
芥川多加志 「四人」
...時々突拍子もないことを言い出したりしてさ」「あのぎろぎろした眼付が...
梅崎春生 「Sの背中」
...ハッハッハア」と突拍子もない笑い声をつけ加えました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...これまでの突拍子もない事件のあとを...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...色々突拍子もない事を言つたり仕(し)たりするので...
薄田泣菫 「茶話」
...突拍子もない笑い声を上げた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...たとえどんなに突拍子もないことでもかまわない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...きみの突拍子もない言い草は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...一錢形平次もこんな突拍子もない事件に出つくはしたことはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまり突拍子もない話なので相手になる気もなくなった...
久生十蘭 「新西遊記」
...彼女はそんな突拍子もない質問にちょっとたじろいだ様子をしていたが...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...突拍子もない寝言を叫んだり...
牧野信一 「貧しき日録」
...突拍子もない形のものを投げ上げる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...まあ何て突拍子もない家なんでしょう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...どこかで公然と行われている習慣とまるで暗合することのないような・従って我々の理性に全然支持されないような・そんな突拍子もない考えは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つまり我々がいかに突拍子もない主題を取上げても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...突拍子もない造話をいつもいつも...
山本周五郎 「季節のない街」
...大亀の突拍子もない行動やら...
吉川英治 「大岡越前」
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