...ヌツト突出した志田君の顔...
石川啄木 「菊池君」
...ヌット突出した志田君の顏...
石川啄木 「菊池君」
...ぬッと横ざまに突出したは...
泉鏡花 「悪獣篇」
...大きく突出した岬を一つ廻ると...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...わたしはどきっと反射的に棒を突出したら...
大坪砂男 「浴槽」
...こんな炭は困る」とむつかしい顏をして炭取を突出した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...左右肩胛骨の中間にヌット顔を突出した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...このトッソ山の麓は海中に突出した絶壁になっていて...
知里真志保 「あの世の入口」
...彼の才の突出したところは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...肝腎(かんじん)の婿さんが厚い下唇を突出したまま戸口もとにポカンと立って居るので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寺泊から長汀南下して其所には半分海へ突出した米山が遙かの空に聳えて居る...
長塚節 「彌彦山」
...裏の方に突出した研究室...
野村胡堂 「音波の殺人」
...脅(おど)かすつもりで突出した匕首が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この介の一端から突出した多肉な水管にミルが寄生し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...五十恰好の薄穢い服装(みなり)をした女が不機嫌な顔を突出した...
松本泰 「緑衣の女」
...突出した抜身越しにすかして見る)喜造 おう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...もう夜が明けておるのに……バ……バ……バケモノとは……」方丈の明障子をガタガタと押開けて大兵肥満の和尚が顔を突出したが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...なかば習慣的に瓢箪(ひょうたん)池に突出した藤棚の下に行き...
蘭郁二郎 「魔像」
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