...乎(ぼうつ)とした頭脳(あたま)を何かしら頻りに突つく...
石川啄木 「病院の窓」
...乎(ぼうつ)とした頭腦を何かしら頻りに突つく...
石川啄木 「病院の窓」
...真赤に煮熱した尺にもあまる蟹の大爪を象牙の箸で突つく快さは...
薄田泣菫 「独楽園」
...しきりに軽く彼の肩を突つく柔かい手で破られた...
谷譲次 「踊る地平線」
...一人の女が他の一人を突つくと...
田山花袋 「田舎教師」
...それにお尻(しり)のところがひりひり刃物で突つくように痛んで...
徳田秋声 「仮装人物」
...胸を突つくのでも...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...立ったまま膝(ひざ)で突つくものがある...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...かれがふざけて脇腹を突つくのを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...みんな箸(はし)で突つくだけで...
山本周五郎 「へちまの木」
...ですって」「蜂(はち)の巣を突つくようなものだ」と甲斐が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...」女将は男のような声で若い方の妓の肩を突つくと...
横光利一 「旅愁」
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