...手足が痙攣(けいれん)して、ぐっと突っ張る...
梅崎春生 「幻化」
...あのころからもうだいぶ悪くなっていた自分の胃はその日は特に固く突っ張るようで苦しかった...
寺田寅彦 「病室の花」
...足の爪先がぴんと突っ張る...
永井隆 「長崎の鐘」
...同時に左右に突っ張る...
夏目漱石 「坑夫」
...手と足と腰と首で突っ張るだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フラフラとはいりこんだなどと突っ張るのには...
久生十蘭 「あなたも私も」
...突っ張るなんて――」「何と申そうと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...両手で持った櫂に全身の力をこめて突っ張るのだが...
山本周五郎 「青べか物語」
...突っ張るだけ突っ張り抜いて柔かになったのでなければ真の芸でないというのが翁の指導の根本精神である事が...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...お前は悲鳴をあげて四肢(し)を突っ張る...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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