...しかも時々に手を突っ張ったままで...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...床を両手で突っ張ったが...
海野十三 「地球要塞」
...やられた日には衣紋竿(えもんざお)を突っ張ったような大仏が出来ますから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...岩角に突っ張った懸命の拳(こぶし)を収めて...
夏目漱石 「虞美人草」
...空脛(からすね)を突っ張ったまま...
夏目漱石 「坑夫」
...起きて貰おうか」「ヘエ――」目ざとく十手の突っ張った懐中(ふところ)を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左半面は恐ろしい焼痕で滅茶滅茶に突っ張った上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんなに慾の皮の突っ張ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガタガタ震える足で突っ張った...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...シニョレは例によって頑強に突っ張ったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...両手を突っ張ったなり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...あいつのように根性骨の突っ張った奴は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...全身を突っ張ったまま...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ドロドロに汚れたサルマタだけをはいた尻と両脚が、うなり声につれて時々、突っ張ったり、横になったり、ユカのデコボコに足がかりを求めて指が地面をひっかいたりしている...
三好十郎 「胎内」
...松葉杖を突っ張った...
夢野久作 「一足お先に」
...前肢(ぜんし)を突っ張ったせつな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...肱(ひじ)を突っ張った一人の大法師がつかつかと...
吉川英治 「親鸞」
...『ばかを言ってやがら、きっと盗ってみせる』そう言って、突っ張ったのが、色の小白い讃岐(さぬき)の四郎次というごまの蠅で、『行って来る』と、すぐに老女の後を尾けた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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