...朝食の用意のしてあるところへと室を突っ切ってまっすぐに進んだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...島を対角線に突っ切って進んで行った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...緩慢な動作で部屋を突っ切って...
谷譲次 「踊る地平線」
...忙しそうに境内を突っ切って行く人影も...
徳田秋声 「足迹」
...荷車はすでに水道橋から一つ橋へ通う大道路を突っ切っていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...また宇治山田の町を突っ切って...
中里介山 「大菩薩峠」
...この辺をひとつ向うへ突っ切って...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり表を突っ切ってやろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...その抜け道や裏道を突っ切ってしまうのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...空気の流れを突っ切って柱に衝突することになる...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...月下の庭を突っ切って...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「最初は矢文は飛んで来たそうですよ、何処からともなく白羽の箭(や)が一と筋、真夜中に濠を越え、塀を越え、庭を突っ切って、二階の主人の奥部屋の戸袋へ、ザブリと突っ立って居ました、――それはもう半年も前のことだった様です」「手紙でもついていたのか」「白紙の手紙が、結び文になって、矢尻に結んでありました、――何んにも書いて居ないのが、妙に淋しかったと、主人の峰右衛門は言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その中をまっ白い道が一直線に突っ切っているっきり...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...ロンドンの半分を突っ切っているように思われたからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...部屋を突っ切って行った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...どこという嫌(きら)いなく突っ切って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...馬場を突っ切って行くと直ぐだといった...
若杉鳥子 「浅間山麓」
...もし植込みを突っ切って行けばちょうどガラス戸と鉢合わせをするわけだったと思う...
和辻哲郎 「地異印象記」
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