...……三度目の新田先生のもうれつな突っぱりに...
海野十三 「火星兵団」
...新田先生のはげしい突っぱりによわったものと見え...
海野十三 「火星兵団」
...袋の角の突っぱりでもわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来ならば、とうの昔に癇癪を起してスッパ抜いているところだが、いつぞやの出あいで、相手の底知れぬ手練を知っているから、歯がみをしながら虫をころしていると、顎十郎はジンジンばしょりをして、両袖を突っぱり、「や、ごめん」と、軽く言って、ちょうど質ながれの烏天狗のような恰好でヒョロヒョロと歩いて行ってしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるで蚊姥(ががんぼ)みてえに足を突っぱりゃあがって?』しかし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...きっちり坐っている膝頭に両手を突っぱり...
宮本百合子 「刻々」
...突っぱり合うてしまうらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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