...てのひらの胼胝(たこ)で怪人物を突き止めるつもりだ...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...―――寧(むし)ろ突き止めることを避けていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夫にも雪子にも打ち明けないで秘密の裡(うち)に真相を突き止めるべきではなかろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...突き止めるのが恐いような気もしたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この秘密が何か突き止めることだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...もっと立ち入って突き止める段に来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...矛盾というものの意味の成り立つ場処を穿鑿することを通じて(弁証法の所在を突き止める代りに)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...世論乃至所謂「世論」を吾々はどうやって突き止めることが出来るか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...どうしても憂愁の原因がイワン・フョードロヴィッチには突き止めることのできない点であった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...巣を突き止めるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巣を突き止める手段(てだて)もありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そいつも突き止めるんだ」「…………」八五郎は黙って飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...という工合に意見がまちまちで結局一向にその原因というものを突き止めることができなかった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...お父さんはそのことを知つてゐるでせうか?」「その舅(おやぢ)さんが俺の頭痛の種だて! 俺は今だにあのひとの根性を突き止めることが出来ないのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...男を突き止めるのは難しくなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ついにそれを突き止めることが出来ず...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...わしは突き止めるまでここを去らぬ」「精が切れたとは...
吉川英治 「江戸三国志」
...(歴史的な釈迦をいかなる資料によりいかなる仕方で突き止めるかという問題に関しては...
和辻哲郎 「孔子」
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