...額の眞下つんざきて酷く突き入る鋭刄は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...打ち据ゑ/\突き入るので若物(ママ)は逃足だつて埒に添ふてぐる/\めぐりはじめた...
長塚節 「撃劍興行」
...鍋蓋は受け留るや否や相手の鍔元へ突き入るので...
長塚節 「撃劍興行」
...山裾はどこも急な崖で岸辺もなく海へと突き入る...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...匂は心得ねど教へられし花を摘み來りて薊の中に突き入るれば...
正岡子規 「花枕」
...一箇の芸術家は自分の才能をどのように生かして来たかどんな力ととり組み自身の矛盾ととりくんで来たかというその突き入るような分析...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体当りに突き入る者こそあれと覚ゆる一刹那より...
吉川英治 「上杉謙信」
...その内陣へ突き入る隙が見出せなかった...
吉川英治 「三国志」
...敵国の中核に突き入るか...
吉川英治 「三国志」
...しかも手の大槍と、その眼は、敵の内身を窺(うかが)って、外(はず)す、突き入る、二つの動作を同時にした...
吉川英治 「新書太閤記」
...平家の陣中へ突き入るのです...
吉川英治 「源頼朝」
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