...その危険な陥穽を避ける必要上から...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかしそこにはもう既(すで)に恐ろしい陥穽(かんせい)が待ちうけていたのだった...
海野十三 「地球盗難」
...ゴンクウルの『陥穽(かんせい)』などは深く入つて行つたものだ...
田山録弥 「小説新論」
...陥穽が成功した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...思わぬ陥穽(かんせい)にはまって憂(う)き目を見ることもある...
寺田寅彦 「自由画稿」
...信用制度の経済組織の穽にずるずると深くはまりこんでいったものらしい...
豊島与志雄 「死ね!」
...淫猥(いんわい)な陥穽(あな)だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...出られっこのない陥穽(おとしあな)だ...
夏目漱石 「坑夫」
...陥穽(かんせい)の中をくぐり抜けなければならなかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...陷穽(おとしあな)の仕掛になつてゐたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石器時代の土穽の趣きとは類を異にして...
牧野信一 「冬物語」
...陥穽(おとしあな)になるわけなのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あやしい陥穽(おとしあな)が伏(ふ)せてあるようす...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いや人間のたれもが得意となれば陥(お)ち入りやすい穽(あな)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...余りにも手際(てぎわ)よく村重の陥穽(かんせい)にかかっていた自分の姿が――自分ながらおかしくなったものとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...陥穽(かんせい)...
吉川英治 「親鸞」
...かえって相手方の陥穽(かんせい)に落ち...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...即ち陥穽(かんせい)を設(もう)けて熊を猟(りやう)するあり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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