...さうした小うるさい世間の空騒ぎなどに...
薄田泣菫 「独楽園」
...がちやがちやと空騒ぎをして...
薄田泣菫 「独楽園」
...空騒(からさわ)ぎをしたものだが...
太宰治 「正義と微笑」
...これは空騒ぎに過ぎなかったと分って...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...はたきやすりこ木を振り回して空騒(からさわ)ぎをやっているような気がするかもしれない...
寺田寅彦 「時事雑感」
...人民戦線という合言葉は最近のジャーナリストの空騒ぎにすぎぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ただ不体裁な空騒ぎのために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼らは彼に罪もない右のような「空騒(からさわ)ぎ」を憤慨していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それにしても近日の動静に徴して、町に於ても相当に警戒の試みられてあるべき晩なのに、存外穏か過ぎるのは、本来、商業地としての当地は、警戒ということが深ければ深いほど、空騒ぎをしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...全くの空騒(からさわぎ)でないにしても...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そうして今のようにただ人の尻馬にばかり乗って空騒ぎをしているようでははなはだ心元ない事だから...
夏目漱石 「私の個人主義」
...いささか空騒ぎというのに近かった...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...俺が空騒ぎをしていると思うだろ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...無闇(むやみ)に粗大な迂闊(うかつ)な問題にばかり空騒(からさわ)ぎをして自分の腹の中を治める事が出来なかったのです...
村井弦斎 「食道楽」
...自分は堅実な英国人の間に起つた婦人運動が決して空騒ぎで終らない事を信じる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ただ空騒(からさわ)ぎに過ぎぬものだ...
吉川英治 「私本太平記」
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