...もっとも私は同嬢の技芸以外この「空蝉」全篇のプロットにも非常に感興を持って見たし...
淡島寒月 「活動写真」
...今ハ空蝉ト同ジモノナリ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
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野口雨情 「沙上の夢」
...コツソリと抱付いて見る雑司ヶ谷空蝉つゝましく田端で降りる主婦の友雨吉大久保の青葉へ帰る小官吏同四谷駅公設へ来る妻と逢ひ同どうもよく焼けると高架線の窓也奈貴なんとそのころ山の手の郊外のしづかすぎるほどしづかだつたことよ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...待乳山多町で卸す程に積み空蝉この間...
正岡容 「大正東京錦絵」
...空蝉はそれでも自分が全然源氏から忘れられるのも非常に悲しいことだと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空蝉(うつせみ)は心苦しかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またあの空蝉の継娘(ままむすめ)はどんな気持ちでいるのだろうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのあとで空蝉は小君(こぎみ)を使いにして小袿(こうちぎ)の返歌だけをした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空蝉(うつせみ)が何かのおりおりに思い出されて敬服するに似た気持ちもおこるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...筑波(つくば)おろしに落ち着かぬ心を抱きながら消息の絶えた年月を空蝉(うつせみ)は重ねたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空蝉は薄命な自分はこの良人(おっと)にまで死別して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あさましい下心(したごころ)も空蝉は知っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空蝉の尼君も物哀れな様子で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏物語もこの「空蝉」や「箒木(ははきぎ)」や「夕顔」の帖などは...
吉川英治 「新書太閤記」
...空蝉贈呈いまは無人で...
吉川英治 「平の将門」
...あらゆる信念を喪失(そうしつ)しかけて空蝉(うつせみ)にも似た自分の影が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...源氏の最初のアヴァンテュールとして描かれるのは一地方官の若き後妻空蝉との姦通であり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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