...転身後のそんな空虚な自己に堪へられない作家は...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...空虚な周囲の寂しさがしみじみ情なく感じられた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...空虚なる根を張っている...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...世間の寡婦たちがつまらない貞操観に囚はれて味気ないさびしい空虚な日を送りながら果敢(はか)ない習俗的な道徳心にわづかになぐさめられてゐる気の毒さを――...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...決して空虚な妄想ではなかった...
太宰治 「走れメロス」
...七日め空虚な倉庫のうす闇...
峠三吉 「原爆詩集」
...昼間は私にとって空虚な時間の連続にすぎなかった...
豊島与志雄 「蠱惑」
...罰を受けた空虚なこの頭脳の中に...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...星野の言葉は空虚な響きを帯びていた...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...作る方で空虚なことでしかない筈だといふことであります...
中原中也 「近時詩壇寸感」
...何か或強い力に引きずられて往きでもしているような空虚な自分をしか見出せなかった...
堀辰雄 「曠野」
...高びしゃでしかも空虚な自己の生活的タイダを肯定している北原の論理や...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何か空虚な・とりとめのない・問題について...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暫くは何んとなく空虚な箸の動きがつづくのだった...
横光利一 「旅愁」
...自分は絵にしても彫像にしても余りに大きな物は却(かへつ)て空虚な心地がするので好まない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その空虚な気持は轢死人のない時の...
蘭郁二郎 「鉄路」
...空虚な感じを与える...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...散る花を悲しむ心さえも概念的な空虚なものになっている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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