...此夢幻の中にあつては空華と云ひ鏡花と云ふ一切のものが...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...空華なる落想を拒斥するだけの意味ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...此の如きは全人格の經驗に反する空華の思想である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...空華の根柢に充実せる内容あり...
石川啄木 「閑天地」
...夢幻空華(むげんくうげ)の生活より一躍直ちに真人の力と生命とを孕(はら)み来る也...
石川啄木 「閑天地」
...空華(くうげ)の一現でその勢力は夢痕(むこん)の尋ぬべからざるが如きものと為り了(おわ)った...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...仇し世空華(くげ)のながめに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...空華(くげ)にはあらじ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...雲(くも)の襞(ひだ)ほのかに鈍(にば)み、空(そら)ひくに滑(すべ)るゆるかさ、ありし世(よ)のおもひでぐさの榮(はえ)、また、空華(くげ)...
薄田淳介 「白羊宮」
...空華(くげ)にはあらじ...
薄田淳介 「白羊宮」
...其は決して空華幻影の類(たぐ)ひにあらず...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...予がその折の脳細胞の偶然なる空華ならざりしかをも危(あや)ぶみて...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...いたずらに空華(くうげ)と云い鏡花(きょうか)と云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...自作の新舞踊劇「空華」は奈良朝時代の衣装背景で...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...この歌劇風の「空華」の気分を出そうという最初の試みなので...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...「空華(くうげ)」の時のこともあるし...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
......
宮沢賢治 「月天讃歌(擬古調)」
...名は秋邦(しゅうほう)、字(あざな)は得入(とくにゅう)、空華(くうげ)、月所(げっしょ)、如是縁庵(にょぜえんあん)等と号した...
森鴎外 「渋江抽斎」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??