例文・使い方一覧でみる「空明」の意味


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...月の明かるい廊下もその夜は空明(からあ)きであった...   月の明かるい廊下もその夜は空明きであったの読み方
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...暴風の夜にかすかな空明りに照らされた木立を見ていると烈風のかたまりが吹きつける瞬間に樹の葉がことごとく裏返って白っぽく見えるので...   暴風の夜にかすかな空明りに照らされた木立を見ていると烈風のかたまりが吹きつける瞬間に樹の葉がことごとく裏返って白っぽく見えるのでの読み方
寺田寅彦 「颱風雑俎」

...ちらちらと空明りに黒く光った...   ちらちらと空明りに黒く光ったの読み方
徳田秋声 「足迹」

...水のうえに仄(ほの)かな空明りが差して...   水のうえに仄かな空明りが差しての読み方
徳田秋声 「縮図」

...老夫婦が力の限り根(こん)限り叫ぶ声は徒(いたずら)に空明(くうめい)に散ってしまって...   老夫婦が力の限り根限り叫ぶ声は徒に空明に散ってしまっての読み方
徳冨蘆花 「漁師の娘」

...十人前の椅子のうち八つは空明きになって...   十人前の椅子のうち八つは空明きになっての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...空明になつた足へつけ込んで引張られるので...   空明になつた足へつけ込んで引張られるのでの読み方
長塚節 「撃劍興行」

...むこうのケースメントの硝子の面(めん)に夜明けのような空明りがうつり...   むこうのケースメントの硝子の面に夜明けのような空明りがうつりの読み方
久生十蘭 「雪間」

...防空明けでワーッと来ると思ってたが...   防空明けでワーッと来ると思ってたがの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...陰暗(いんあん)な夕空明りへ傾(かたむ)いてゆく...   陰暗な夕空明りへ傾いてゆくの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...恰で空明透徹(くうめいとうてつ)な大氣の中へ淡(あは)い水蒸氣(すいじようき)が流れ出したやうな有様(ありさま)であツた...   恰で空明透徹な大氣の中へ淡い水蒸氣が流れ出したやうな有様であツたの読み方
三島霜川 「平民の娘」

...葦の茂りでほとんど沼であるやうな空明りも...   葦の茂りでほとんど沼であるやうな空明りもの読み方
室生犀星 「命」

...空明りを慕うているさまは恋のように仄かなものである...   空明りを慕うているさまは恋のように仄かなものであるの読み方
室生犀星 「庭をつくる人」

...松の緑を透した空明りが見えた...   松の緑を透した空明りが見えたの読み方
室生犀星 「名園の落水」

...空明りの射して来るまで彼は呼吸を忍ばせた...   空明りの射して来るまで彼は呼吸を忍ばせたの読み方
横光利一 「旅愁」

...陣幕(とばり)の上にうすらいで来た空明りへ顔を上げた...   陣幕の上にうすらいで来た空明りへ顔を上げたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...朧夜(おぼろよ)ほどの空明りもないが...   朧夜ほどの空明りもないがの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...だらりと髷(まげ)の上からくるんでいる横顔が空明りのせいかくッきりと白い...   だらりと髷の上からくるんでいる横顔が空明りのせいかくッきりと白いの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「空明」の読みかた

「空明」の書き方・書き順

いろんなフォントで「空明」


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散り際      発展家  

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