...結局次郎の空だのみにすぎなかった...
芥川龍之介 「偸盗」
...此(この)日の入りには止むだろうも皆空だのみであった...
伊藤左千夫 「大雨の前日」
...その中どこからか救いの手がのびてくるだろうという空だのみもあったし...
壺井栄 「一つ身の着物」
......
野口雨情 「沙上の夢」
...夫婦ともそれを空だのみにして居たけれ共十日二十日と立つ中にそれも絶望となってしまった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...犬もあるけばの空だのみで...
吉川英治 「大岡越前」
...「そのうちに食糧がなくなるだろう」と空だのみに恃(たの)んでいた...
吉川英治 「三国志」
...正月には――二月には――と便りの空だのみも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また――ことによったら老母に出会うかも知れないという空だのみも抱いてみる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...空だのみでないかも知れなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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