例文・使い方一覧でみる「空しく」の意味


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...子を結ばで空しく散りにし花は亦一二に止まらざるべし...   子を結ばで空しく散りにし花は亦一二に止まらざるべしの読み方
芥川龍之介 「大久保湖州」

...空しく盡す樣な餘裕がないほどに...   空しく盡す樣な餘裕がないほどにの読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...来る日来る日を空しく送った...   来る日来る日を空しく送ったの読み方
海野十三 「雷」

...空しく引上げましたが...   空しく引上げましたがの読み方
海野十三 「千早館の迷路」

...そして空しく巨億の財産を嚥(の)んでいる大金庫を憎らしく思い出した...   そして空しく巨億の財産を嚥んでいる大金庫を憎らしく思い出したの読み方
海野十三 「獏鸚」

...空しく騒ぐのみであった...   空しく騒ぐのみであったの読み方
江戸川乱歩 「黄金仮面」

...空しく引返して来た...   空しく引返して来たの読み方
江戸川乱歩 「恐怖王」

...石は覘へる敵將を 735はづしたれども空しくは地上に落ちず...   石は覘へる敵將を 735はづしたれども空しくは地上に落ちずの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...空しく言(こと)を弄ぶ...   空しく言を弄ぶの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...空しくあたり見廻わせるも幾度び...   空しくあたり見廻わせるも幾度びの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...其間にも折があつたら手でも握つてやらうと思ひながら空しく一ト月あまりを過した或日曜日の午後である...   其間にも折があつたら手でも握つてやらうと思ひながら空しく一ト月あまりを過した或日曜日の午後であるの読み方
永井荷風 「男ごゝろ」

...空しく敵の首を抱いたまま死んで了ったのだろうと...   空しく敵の首を抱いたまま死んで了ったのだろうとの読み方
中島敦 「光と風と夢」

...この愛すべき田舎者は都会に不向きなその誠実のゆえに、ある卑劣な目的に利用され、雄図空しく、まもなく眼もあてられぬ惨殺体となって街上に横たわることになるのだが、それまでの間この鈍重な田舎者が、剃刀の歯のような一流記者を出し抜いてどのような野太い線を描いて見せるか、それこそは興味のある観物だと思われる...   この愛すべき田舎者は都会に不向きなその誠実のゆえに、ある卑劣な目的に利用され、雄図空しく、まもなく眼もあてられぬ惨殺体となって街上に横たわることになるのだが、それまでの間この鈍重な田舎者が、剃刀の歯のような一流記者を出し抜いてどのような野太い線を描いて見せるか、それこそは興味のある観物だと思われるの読み方
久生十蘭 「魔都」

...どうしたならば自分の意図を源爺に通じることが出来るだらうかなどといふことに空しく思案を傾けてゐた...   どうしたならば自分の意図を源爺に通じることが出来るだらうかなどといふことに空しく思案を傾けてゐたの読み方
牧野信一 「鱗雲」

...村はずれの小道を畑づたいにやや山手の方へのぼり行けば四坪ばかり地を囲うて中に範頼の霊を祭りたる小祠とその側に立てたる石碑とのみ空しく秋にあれて中々にとうとし...   村はずれの小道を畑づたいにやや山手の方へのぼり行けば四坪ばかり地を囲うて中に範頼の霊を祭りたる小祠とその側に立てたる石碑とのみ空しく秋にあれて中々にとうとしの読み方
正岡子規 「旅の旅の旅」

...10850玉座は空しく残っていて...   10850玉座は空しく残っていての読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...四十年を空しく迷路にさまよってきた」憤怒の眼に血ばしっていたものは...   四十年を空しく迷路にさまよってきた」憤怒の眼に血ばしっていたものはの読み方
吉川英治 「親鸞」

...もとより、お十夜を抉(えぐ)るには技(わざ)が足らず、風を孕(はら)んだ袖うらが、空しく、ヒラ――と流れたのみ...   もとより、お十夜を抉るには技が足らず、風を孕んだ袖うらが、空しく、ヒラ――と流れたのみの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「空しく」の読みかた

「空しく」の書き方・書き順

いろんなフォントで「空しく」

「空しく」の英語の意味


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願いが叶う   口を封ずる     

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