...おまけにその内閣の椅子を空け渡すだけの決心をする必要があつたのである――...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...空けて上げたのですわ...
石川啄木 「菊池君」
...出からしになつた急須の茶滓を茶碗の一つに空けて...
石川啄木 「札幌」
...家を空けて来いとは云わないだろう...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...一晩も二晩も家を空けることがあった...
豊島与志雄 「父の形見」
...玄関を空けッ放したまま...
野村胡堂 「九つの鍵」
...無人の家を空けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私がお勝手を空けた留守に惡者が忍び込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...シルヴィと下僕が席を空けていた時...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...うちを空けでもすることがあると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...わからないところは空けておいて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...しばらく空けたようになっていた私は...
堀辰雄 「ほととぎす」
...「僕らも期限が空けたら...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...「わたし十分ばかりお店を空けるから...
松本泰 「宝石の序曲」
...床の間の正座だけを空けて雑談していた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...館を空けるそうだの...
吉川英治 「平の将門」
...一本の葡萄酒(ぶどうしゅ)を空けて...
吉川英治 「日本名婦伝」
...折々つて來る常客などのために其處だけは空けておきたいとのことで...
若山牧水 「樹木とその葉」
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