...自ら求める心を空くして他に對する者は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...空くのを待っていた...
泉鏡花 「婦系図」
...腹が空くと、衣の裾をからげて水に入り、海老や、貝といったようなものを採って、うまそうに食っていた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...竹姫後日を契り申ければ帝空く返玉う...
高木敏雄 「比較神話学」
...かうおなかが空くと...
太宰治 「お伽草紙」
...店が空くから出ていてくんな...
徳田秋声 「新世帯」
...午後空くもる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雪やみしが空くもりて寒し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...割引まで待てば空くンだろう?」「腹がへって割引まで待てやせんよ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...あんなにお腹を空かしてたじやないのよウ」「お腹が空くと云ふ事と...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...早く身体の空くこともいけなかった...
正岡容 「寄席」
...九月ごろ空くようになるだろうという家は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...腹あ空くし、疵は痛む...
三好十郎 「おりき」
...よく空く腹だぞ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「霊魂たちは一つの宿りが彼らのために空くのを待つ間...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「なんと、腹コの空くこと...
矢田津世子 「茶粥の記」
...見ていても胸の空くほど凄じい勢いだった...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索