...そこらに置いてある空き箱やなんぞにぶつ附かりながら...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...空き小屋にたたずみてマッチをつけていたのであった...
井上円了 「おばけの正体」
...ここは我慢して空きっ腹にして置く方が便利であったのだ...
海野十三 「暗号数字」
...「空き缶の方はどうだろうか...
海野十三 「地獄の使者」
...この缶詰の空き缶のころがっているところをみると...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...二階の空き部屋をしらべましたが...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...空き椅子に腰を下ろす...
林不忘 「安重根」
...サイダの空き函へ古い座布団を敷いたのを押入の奥の方に据ゑて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...がら空きの倉庫の扉の時々忘れたようにばたばたするのも...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ふたり――とりあえずふたりとして――空き家に来たわけ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ちょうど腹も空き加減だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番奧が空き家で――」「それぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應親分の耳にも入れて」「丁度空きつ腹の恰好もつけようといふんだらう」「まア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これも空き腹を抱へたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかるに自動車の中へは空き瓶の自由に出入(しゅつにゅう)することは車体の構造より見て不可能なり...
平林初之輔 「鉄の規律」
...空き家の鍵を何だかんだと言って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...須藤公園の一寸した空き地へ避難しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...のみならず百姓も商家もすべての家はガラ空きである...
吉川英治 「三国志」
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