...決して空々寂々というような...
高神覚昇 「般若心経講義」
...□世間を卒業してしまつてはかへつて面白くない、悟れば空々寂々、迷うてゐるからこそ、花も咲き鳥も啼く...
種田山頭火 「其中日記」
...茫々漠々、空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...……一切空々寂々だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...その日のその日のその日がやつてきた! やつてきた!茫々漠々、空々寂々、死か狂か、死にそこないの、この心を誰が知る!夕方、酒が持ち来された、ほどなく樹明君来訪、しんみり飲んで別れた、よかつたよかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...十一月七日八日九日十日十一日ぼう/\たり、ばく/\たり、空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...不思善不思悪、空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...空々寂々の風を逍遙した...
種田山頭火 「其中日記」
...お前にゃ空々寂々だ」...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...空々寂々として天命を楽しんでいるかのようにも思われた...
寺田寅彦 「備忘録」
...死んでしまえば空々寂々で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一様に空々寂々たる山谷(さんこく)の夜となりましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...いのじヶ原は空々寂々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...空々寂々(くうくうじゃくじゃく)に過したり...
新渡戸稲造 「自警録」
...空々寂々(くう/\じやく/\)のあんぽんたんであつたのだ...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...空々寂々(くうくうじゃくじゃく)チンプンカンの講釈を聞(きい)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それこそ空々寂々(くう/\じやく/\)で...
三島霜川 「解剖室」
便利!手書き漢字入力検索