...地は労耕せずして豊富な収穫を生ずるので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...何にせよ收穫がありやしない...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...二萬圓掛けて何程の收穫があるかと云へば二十萬圓の上に出る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...種一斛(いっこく)蒔(ま)きて穀四十斛ばかりを穫べし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...あなたの今度の収穫中...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の収穫もないことになるのだ」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一日でも早く穫るように...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...章魚とかさごと栄螺とが主な穫物であつた...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...事業経営の才能からの収穫で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...今年の秋の收穫に少しばかりの餘裕を惠み給へと祈つてゐるのだ...
萩原朔太郎 「宿命」
...あまりに度が過ぎます」*翌日妙に気が抜けて何の収穫もなかったのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...蜜柑の穫収れが済んだ頃だけがあざやかであるが――)といふと...
牧野信一 「熱海線私語」
...収穫貴婦人(とりいれきふじん)など称し...
南方熊楠 「十二支考」
...一見ささいなこの実力こそ私たちが大きい苦痛と犠牲を払って進んできた一歩前進の最もたしかな収穫であると思う...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...実に収穫がありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...為合(しあは)せとその年は燕麦の収穫が好かつた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...此方は収穫期にさらに近い旧暦霜月初旬の行事であり...
柳田国男 「海上の道」
...収穫のときわれ刈る者にまず毒麦を抜きあつめて...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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