...豊穣(ほうじょう)な実りを思わせるのだった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...五穀豊穣の地であることをいうために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一帯の稲田はやや穣りを見せていたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...秋になって穣々(じょうじょう)たる稲の穂となるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...豊穣(ほうじょう)な彼女の肉体を初めて抱きしめたのである」ぼくは泣きだしたい気持でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...5 宮本顕治の唯物論的感覚或る意味で近来の待望の書は宮本顕治『文芸評論』と内田穣吉『日本資本主義論争』とだろう...
戸坂潤 「読書法」
...『仏説穣麌梨童女経』は...
南方熊楠 「十二支考」
...その血や骨を穀種と混じて豊穣を祈るあり...
南方熊楠 「十二支考」
...大黒天神は厨家豊穣の神なるが故に...
南方熊楠 「十二支考」
...本多家が主膳正(しゅぜんのかみ)康穣(やすしげ)の時であっただろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...豊穣の標準は満足なり(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他より災害の少ない豊穣な所という意味が含まれているのではないかと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...毎病二常藩史之浩穣一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...それなら五穀豊穣を天子が空に祈った天壇の構想力も分って来る...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...穣山(じょうざん)(河北省)の地の利を占めん」と...
吉川英治 「三国志」
...穣山を距(さ)ること二...
吉川英治 「三国志」
...ひとまず穣山(じょうざん)へ退却しようと決めた...
吉川英治 「三国志」
...安倍君と同じ組には魚住影雄、小山鞆絵、宮本和吉、伊藤吉之助、宇井伯寿、高橋穣、市河三喜、亀井高孝などの諸君がいたが、安倍君のほかには漱石に近づいた人はなく、そのあと、私の前後の三、四年の間の知友たちの間にも、一人もなかった...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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