...日本語に之を重訳(ちようやく)して罪過と謂(い)ふは稍々(やゝ)穏当ならざるが如(ごと)しと雖(いへど)も...
石橋忍月 「罪過論」
...穏当ならずとせば...
高木敏雄 「比較神話学」
...ちっと不穏当なれど犬の糞横町(くそよこちょう)……これも江戸名物の一つとも申すか……...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...特にこの種の割合穏当な形に於ける「自由主義」的動きを...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...教師はかなり不穏当な当て擦(こす)りをして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最も穏当な方便を講じ...
豊島与志雄 「程よい人」
...黒川はもっと穏当なのだ...
豊島与志雄 「程よい人」
...志村の不穏当な「内緒話」は...
豊島与志雄 「無法者」
...穏当な女性を見つけ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...それぞれ穏当な値段で訪問者に「旅の便宜」をあたえている...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...これはけだし一番穏当な見方である...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...この点からみても朝顔の名は不穏当なものであるといえる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...惜しい事には文字に不穏当な処が多い...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...いつも君は穏当な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...庄兵衛はこの称呼の不穏当なのに気がついたが...
森鴎外 「高瀬舟」
...じつに不穏当な話だが...
柳田国男 「故郷七十年」
...名義の穏当不穏当などは問わず...
柳田国男 「木綿以前の事」
...いと穏当な芸である...
吉川英治 「三国志」
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