...まことに穏雅な、親切な、而もエフィシェントな老嬢で、老年のモース先生をこれ程よく理解していた人は、恐らく他に無かったでしょう...
石川欣一 「日本その日その日」
...又もとの平穏に帰る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...係の検事は穏(おだや)かに云った...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...丘間に一小湾をなし、水深く波穏やか、吾妻浜の奇巌、弁天嶋、行合岬など一とほり海岸の名勝がそろつてゐる...
太宰治 「津軽」
...波は穏やかにならないということです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...渦中の当事者の言としては穏やかでない...
辰野隆 「芸術統制是非」
...しかし穏かな円味のある出雲訛りをもつてうたはれるときに...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...平穏な田舎で休養をとり...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...行為不穏というのでこれも要路者の責罰と共に責罰されて目付願取次となっていたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...穏かな調子で――が退引(のっぴき)ならぬ問いを投げかけました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その中間はすべて穏かなるロボツトのみ...
原民喜 「書簡」
...穏やかでないものがあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...「それはまったく穏当な条件だ」「では...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自分の心でありながらあまりに穏やかでないほどの愛しようをしたのも前生(ぜんしょう)の約束で長くはいっしょにおられぬ二人であることを意識せずに感じていたのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...相射ちのおちついた決意は彼らの相貌に一脈の穏やかささえ...
室生犀星 「姫たちばな」
...信ずるに足らぬと思っているのですね」甲斐は穏やかに志摩を見返した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すこぶる穏やかならぬものがあった...
吉川英治 「三国志」
...不穏な兆候をあらわした...
吉川英治 「三国志」
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