...従姉は格別積極的にどうしようと云う気も持ち合せなかった...
芥川龍之介 「冬」
...このうえは官庁側においてもいま一歩積極的に出て...
伊丹万作 「思い」
...私はさらに積極的に...
高見順 「如何なる星の下に」
...少くとも論争の解決とは積極的に正反対なものを招くに過ぎなかった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...陰影に回された真理はやがて積極的に虚偽の役割を以て登場して来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...カントは積極的に定理の内に数えていることである...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...官僚が他の社会勢力への関係を自分の方から積極的につけようとすることから必然的に取らねばならなかった新しい形態に過ぎないので...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本の長期の封建制時代にまで積極的に復古しようという意図を示すものだったのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...積極的にこまかく気を配って...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...積極的に何の考えもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その敵の名前や顔が解っているのかな」平次は漸(ようや)く積極的になりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...社会的ならびに経済的権利を享得して社会主義建設の歴史的事業に積極的に協力し...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...積極的に、立ち向かう気がないので、逃げてばかりいる...
火野葦平 「花と龍」
...この際陛下のお言葉として積極的に付け加えられたなら...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...警察は急に積極的に出た...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...前述の第一期プロレツト・カルトの目的をヨリ積極的に達成せしめる爲には...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...作者が主題をそこまで積極的にプロレタリアの課題とするところまで高めたなら...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...その中で僕は積極的にウソをついたのではありません...
三好十郎 「肌の匂い」
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