...かくの如く新文明の知識に依って自覚したいわゆる積極的なる人々のある一方には...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...積極的な妨害物である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この病気に対して撃退しようとする積極的な気持に帰れるのであるが...
徳永直 「冬枯れ」
...その印象を生ぜしめる反射能力としての積極的な能動性に基いているのが実際なのである...
戸坂潤 「科学論」
...積極的なプランに到着することは恐らく至難だろう...
戸坂潤 「科学論」
...センセーションはイデオロギーに対する積極的な回避であり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...積極的な進取膨脹と明朗とは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...必ずしもデモクラシーのことではなくて(そういう積極的な政治的自由主義ならば現下の日本の社会主義も亦...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...積極的な方面ばかりでなく...
豊島与志雄 「常識」
...何も積極的な役割がないのだ...
中島敦 「悟浄歎異」
...「面白く読ませよう」とした受け身の時代から「斯(こ)ういう事を書こう」という積極的な態度の時代になり...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...アフォリズムに見られるような積極的な言葉を聞かないで正しい道を離れ去るときに現われる...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...その間だに青春の血の燃ゆるに任せようといふ例の積極的な力強い感じが批の打ち処なく美しくあらはれてゐる名歌の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...消極のどん底から此の上ない積極的な気持ちへ宙返りするときがある...
平林初之輔 「人造人間」
...彼の根元的な消極性及び印象過敏性の一方に積極的な性質を認めると共に...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...何か積極的な理由を感じてゐた...
牧野信一 「冬の風鈴」
...今試みに蕪村の句を以て芭蕉の句と対照して以て蕪村が如何に積極的なるかを見ん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...却て「全く積極的な活動力のうちに現はれる」ものである...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
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