...自分の仕事の意義に対する積極的な「自覚」が...
阿部次郎 「帰来」
...何故もつと積極的な決心にお出にならないのです」と云ひましたね...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...中国の方に相当積極的な同情を示していた...
海野十三 「東京要塞」
...実験に就いて積極的な意義を認めない*...
戸坂潤 「技術の哲学」
...その意味ではこの世界観は世界直観ではなくてもっと積極的な内容を有つ世界知識の名こそ相応わしいだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この近代的な教育では人間を何か積極的なタイプへ近づけようというようなことは考えない...
戸坂潤 「思想動員論」
...処でカントのこの云わば消極的な弁証法を積極的なものと考え直したものが...
戸坂潤 「辞典」
...C氏の極めて積極的な点である(尤も之だけが具体化の唯一の内容ではないにしても)...
戸坂潤 「読書法」
...積極的な仕事が出来なかったりするのである...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...会員が案外よく会の本質を理解して積極的な活動を吝(おし)まないことと...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会報告」
...もっと力強い積極的な態度をもって...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...実際にあったままの彼よりもずっと積極的な人間になったことだろう...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...積極的な快感を得た...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...積極的な病らひごとなんだから堪らないんだよう!」やつぱり自分の事が話材になつてゐたのか……と私は...
牧野信一 「毒気」
...それが含まねばならぬ積極的な方面を特に高調するために...
三木清 「語られざる哲学」
...先生はホントにえらい人でした奥さんも立派なインテリで明るい、積極的な、世話好きな方でした二人のお子さんも身体がすこし弱くて、わがままだけど陽気なお子たちです先生の弟の徹男という方は大学から帰ると、直ぐに自分の書斉に入って、めったに出て来ず、出て来ても、ほとんど口をきかずいつも、何かをジッと見つめているような人でした...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...いちばい“北条討伐”の密謀に積極的なお励みがみえていた...
吉川英治 「私本太平記」
...積極的な一策へと移行した...
吉川英治 「私本太平記」
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