...いかなれば耶蘇(やそ)の穉子は一たびもこの群に來て...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かの穉兒をおのが龕のかたへ遷(うつ)しつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...わが帆木綿の上なる穉子をゆすぶる傍にて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...目の美しく光ある穉子なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我は穉(をさな)かりしとき寫しつる畫など取り出でゝ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...姫は君が穉くて樂しき日を送り給ひしこそ羨ましけれといひて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一巻の穉(おさな)物語を著す...
巌谷小波 「こがね丸」
...穉(ち)なりといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...穉い頃、死んだ乳母から聞かされた、女が一人ぎりで長いこと月に照らされていると物に憑(つ)かれるなんぞと云う話を急に思い出したからだった...
堀辰雄 「姨捨」
...その児(こ)の幼穉(ようち)にして感得の力もっとも盛(さかん)なるときにあたり...
箕作秋坪 「教育談」
...末女とあるから幾勢より穉(をさな)かつたことは知られるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが穉(をさな)い柏(かえ)の注意を惹いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...他の二人は本所三目(みつめ)の上屋敷にゐた井上栄三(えいさん)の母と穉子(をさなご)とであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次に壽阿彌の奇行が穉(をさな)かつた刀自に驚異の念を作(な)さしめたことがある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...綱宗は穉(をさな)い亀千代の身の上を気遣(きづか)ひ...
森鴎外 「椙原品」
...穉(をさな)い顔の悲しげな目に喜を湛へてゐる...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...穉(をさな)き思想...
森鴎外 「舞姫」
...なぜ幼穉(ようち)だと笑われている手機や草木染(くさきぞめ)の方が実着なものを生むのでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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