...われは我世のおほいなる穉物語(をさなものがたり)をありのまゝに僞り飾ることなくして語らむとす...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...耶蘇の穉子は十字架にかゝりたればといひき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...まことに我が如き穉子をかゝるところに伴ひ入りしは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かれが故郷にては聖母をも耶蘇の穉子をも知らずとぞ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...わが帆木綿の上なる穉子をゆすぶる傍にて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我が穉(をさな)き問...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...われは昔穉かりし日にこゝに遊び...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...穉(おさな)いものも...
泉鏡花 「悪獣篇」
...何處か五十嵐に似たやうな字體で而も幼穉な平假名が行もしどろに認めてある...
高濱虚子 「俳諧師」
...路はやがて穉樹の林に入って...
田山花袋 「新茶のかおり」
...まあ頭の君も撫子がこんなに穉(おさな)い事がお分りになりさえすればと...
堀辰雄 「ほととぎす」
...逸雲は猶穉(をさな)かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...穉(をさな)い鉄三郎は春を「春や」と呼び...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」抱かれている穉子(おさなご)はわたくしを見て...
森鴎外 「細木香以」
...ハルトマンの烏有先生が比量猶ほ能く穉き立實論と偏りたる主觀想論とを調和するに餘あり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...穉(をさな)物語の如きものを寫すものをば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...明(あきらか)に穉(おさな)い成善の目前に展開せられたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...穉子(おさなご)を寐さするごとく心を揺(ゆ)りて眠らしむ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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