...穂長(ほなが)の槍(やり)を支(つ)いたり...
泉鏡花 「印度更紗」
...盗賊(どろぼう)の用心に屹(きっ)と持つ……穂長(ほなが)の槍(やり)をねえ...
泉鏡花 「印度更紗」
...中国の書物の『本草綱目』で李時珍が曰うには、「柳(テイリュウ)ハ小幹弱枝、之レヲ挿スニ生ジ易シ、赤皮細葉、糸ノ如ク婀娜トシテ愛スベシ、一年ニ三次花ヲ作ス、花穂長サ三四寸、水紅色ニシテ蓼花ノ色ノ如シ」(漢文)とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また陳子(ちんこうし)の『秘伝花鏡(ひでんかきょう)』には「柳、一名ハ観音柳、一名ハ西河柳、幹甚ダ大ナラズ、赤茎弱枝、葉細クシテ糸縷ノ如ク、婀娜トシテ愛スベシ、一年ニ三次花ヲ作シ、花穂長サ二三寸、其色粉紅、形チ蓼花ノ如シ、故ニ又三春柳ト名ヅク、其花ハ雨ニ遇ヘバ則チ開ク、宜シク之レヲ水辺池畔ニ植ユベシ、若シ天将ニ雨フラントスレバ、先ヅ以テ之レニ応ズ、又雨師ト名ヅク、葉ハ冬ヲ経レバ尽(コトゴト)ク紅ナリ、霜ヲ負テ落チズ、春時扞挿スレバ活シ易シ」(漢文)とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この喜びにいざ取らんわが好む細き細き穂長の筆...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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